7月29日「七福神の日」
7月29日 は「七福神の日」。
「しち(7)ふ(2)く(9)」の語呂から。
「七福神せんべい」などの製造している幸煎餅が記念日として制定。
写真は、新春に東京都港区の虎ノ門金刀比羅宮にて行われる初こんぴら祭にて。
1日も早い新型コロナウイルス感染症の終息を願い、難を払うといううちわを持ち、疫病退散、諸病平癒、長寿延命のご利益があるとされる「寿老人(じゅろうじん)」。
後ろに大黒天、福禄寿が続きます。
「寿老人」の別名は「南極老人」!
日本では、馴染みが薄く、七福神の中でもあまり目立たない存在の「寿老人」。
中国の宋代の伝説上の人物、または中国の道教で「南極星」の化身とされていて「南極老人」という異名を持ちます。
「南極老人」なんて、多くのペンギンを子分のように引き連れた仙人のようなイメージがありますが(ちなみに、ペンギンは北極にはいませんw)、
ここでいう「南極星」は、りゅうこつ座α星の「カノープス」のこと。全天でおおいぬ座の「シリウス」に続いて2番目に明るく見える恒星です。
日本では、多くの地域では地平線すれすれの所を通り(観測できる北端は福島辺り。2月ごろによく観測できる)、明るい割にはあまりよく知られていません。
高度が低い所を通る星なので赤く見えることがあり、中国では、この南極星(カノープス)が見えると、長寿になると言われ、南極老人に長寿や幸福を願ったそうです。
(すみません、元天文部なので、少し熱が入りました。。)
他にも、この「寿老人」は、同じく七福神の一人とされる頭の長い神様「福禄寿」と同一人物では?という説もあるようです。
今年の夏は、新型コロナの感染拡大によって都道府県をまたいだ移動が困難となっていますが、七福神をめぐるコースは、日本全国に約140もあるとか。
この際、一定の距離を取るなどの新型コロナ対策をとり、暑さ対策をしつつ、身近な七福神巡りをするのもいいかもしれないですね。
この様なご時世ですが、皆様が安穏ですごせますように。
7月29日「その他の主な記念日」
- アマチュア無線の日
- 福神漬けの日
- 水素医学の日
- 白だしの日
他
この記事は、インスタグラムで毎日その日に関連した写真をあげている「今日は何の日」のスピンオフ的な記事。
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新型コロナの影響でお出かけができない日々が続いているので、しばらくこちらでも挙げてみようかなという試みです。