今年も、7月の入谷朝顔市の時期が近づいたので
江戸の夏の風物詩の1つ、入谷の朝顔市へ行った記録です。
入谷朝顔市は、毎年7月の6日〜8日に開催されます。
毎年、曜日で開催が決まるわけではなく、開催期間が平日のみということもよくあるイベントです。2019年は土日にかかりお出かけもしやすいです。
令和元年 2019年も、7月6日(土)、7日(日)、8日(月)の開催です。
場所は、JR山手線の鶯谷駅そばの眞源寺(入谷鬼子母神)周辺です。
朝顔の露店
言問通りの山手線側には、朝顔の露店がずらっと立ち並びます。
価格は2,000円〜3,000円が大半でした。
小ぶりなものだと500円くらい、高いものだと5,000円くらいする朝顔も。
送料は全国一律800円と書かれていました。
送りたいと言うと、「伝票もってきてー」とその場で書いて送れるようですが、当日発送は、17時までとのこと。
追記:2017年に行った際は、送料一律1,000円、当日発送18時まで(ヤマト)となっておりました。
我が家も、朝顔を一鉢購入。
入谷鬼子母神
さて、ここが世に名高い「恐れ入谷の、鬼子母神!」
鬼子母神伝説
むかしむかし、遠い異国のお話です。
500人の子供を持つ、子沢山の母親(たしか夜叉だったと思います)がいました。
多くの子供を育てるために、人間の子供をさらっては食べている、それはそれは恐ろしい母親で、人々から恐れられていました。
ある日のこと、それを見かねた、お釈迦様は、その恐ろしい母親の子供を一人、隠してしまったのです。
我が子が、一人いないと気づいた母親は、狂いに狂って探し回り、なげき悲しみます。
そこで、お釈迦様は、その恐ろしい母親に説きました。
「たくさんいる我が子のうち一人いなくても、これだけなげき悲しむ。 今までお前がしてきたことで、どれだけ多くの親を、人々を悲しませてきたか」と。
恐ろしい母親は、ハッと気づき改心し、仏教の守護神に、子育て安産の守り神になりました。
たしか、このようなお話だったと思います。
都内では、雑司ヶ谷の鬼子母神も有名です。
お正月とは、また違った雰囲気です。
さっそく、鬼子母神(改心をしたので正確には鬼の字のツノなしです)にお参りです。
2歳児お賽銭箱の上を見上げ「見て!見て!ライオンよ!」
龍です。
夜見ると、よりリアルに見える気がします。
【あさがお守り】火打ち石でカチカチと、お清めしていただけます。
毎年7月の6日〜8日に開催される理由
朝顔市は江戸の昔より、夏の訪れを告げる風物詩。
開催は曜日に関係なく、毎年必ず7月の6日、7日、8日の三日間に決まって開催されています。
昔、中国では朝顔を牽牛花と呼んでいたそうです。
朝顔の種が、古くから薬として大変珍重されており、もらった人が、牛を引いて返礼するほどだったとか。
また牽牛は、わし座のα星アルタイルのこと。あの彦星です。
それゆえ、朝顔市も7月7日の七夕の前後3日間に行われるようになったようです。
開催日が、土日にかかった方が人出も、当然売れ行きにも大きく影響しそうですが、それでもあえて6日、7日、8日、にこだわるとは江戸っ子らしいです。
まだ人が少なく、朝顔の開花が楽しめる早朝も、おすすめですよ。
初夏の雰囲気を味わいに、あさがおを買いに、おでかけしてみてはいかがでしょうか
場所:東京メトロ日比谷線入谷駅すぐ
JR山手線 鶯谷駅徒歩約3分
都バス 上26(上野松坂屋〜亀戸駅)草41(足立梅田町〜浅草寿町)
入谷鬼子母神バス停(通行止のため少し迂回しますが、近くで降車可)
トイレ:設置トイレ少なめ。
ベビーカー:△ 人が多いので、だっこの紐の方が良いかも。
【2015年7月おでかけ】