もういくつねるとお正月〜♪
お正月にはまりついて〜おいばねついて遊びましょ〜♪
【作曲:滝廉太郎 作詞:東くめ 童謡お正月 2番】
※ おいばね(追羽根):2人で向き合って羽子板で羽根を打ち合う遊び。
浅草寺歳の市(羽子板市)
今回は、浅草、浅草寺で開催されている歳の市、羽子板市へお出かけ
毎年、12月の17〜19日に開催されています。午前9時〜夜9時半まで(最終日は夜8時半まで)浅草寺の五重の塔前で開催されます。
歳の市開催中、浅草寺の本堂のそばに、羽子板を販売する露店が並びます。
押し絵の豪華な羽子板が並ぶ露店がメインですが、羽子板の露店は、もともとは、歳の市で並ぶ露店の1つだったそうです。
今でも、凧やダルマなどお正月の縁起物を扱う露店も、少しだけ並んでいます。
羽子板
羽子板は、「邪気をはねのける」魔除けとして女の子の誕生や、お正月に飾られる縁起物。
定番の、美人画や歌舞伎を題材にしたものから、現代のタレントさんをあしらった羽子板
今年は上野動物園のパンダ、シャンシャン誕生で賑わったためか、パンダの羽子板など、その年の流行モノを題材にしたものも多く並びます。
こちらは、東京芸大デザイン科と羽子板職人さんとのコラボレーション。
デザインを芸大生が担当、そのデザインをもとに職人さんが作り上げたそうです。
遊べる羽子板も欲しいなぁ〜と思っていたら、昔懐かしい、おもちゃの羽子板も販売していました。絵が懐かしいです。
自分で絵を描いて作る羽子板や、郵便で投函できる羽子板もありました。
羽根
羽子板を売る露店にまじって、羽根を専門に売る露店もあります。
羽根の当たる部分は、無患子(ムクロジ)の種。よく見ると、どれも形や大きさが異なります。
そして羽は、鳥の羽を彩色したもの。羽根を広げたり閉じたりして、落下するスピードを調節できます。
飾り用の羽根だけではなく、実際に遊べる羽根も販売していました。
花のように広がった羽根は、一人用の羽根だそうです。
2人で向き合って羽子板で羽根を飛ばし合うのを追羽根(おいばね)。1人で羽根を打ち上げて数を競うのを揚羽根と言うそうです。
羽根について色々と教えていただき、とても勉強になりました。
お絵かき羽子板
羽子板に絵を描いて持ち帰れるコーナーもありました。
こちらは、浅草寺幼稚園の園児と先生が描いた作品。どれも上手に描けています。
我が家の4歳児とママも、クレヨンで描いてみました。
羽根もいただきました。帰ってから木工用のニスなどを塗れば、この羽子板で遊べます。
夜の羽子板市
夕暮れ後の、浅草寺の羽子板市
日中よりも人も減り、比較的ゆっくり観て選ぶことができます。
暗い中で浮かび上がってくるような、より立体的にリアルに見える気がします。
羽根つきで遊んだこともなく、羽子板についてよく知らなかった我が家の4歳児。色々と物珍しそうに眺めていました。