Tori no ichi. Ohtori shrine Asakusa
今回は、浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)と長國寺で、酉の日に開催される「酉の市」へお出かけした記録です。
酉の市
11月の酉の日に「酉の市」が開催されます。
酉の日は、12日に1日やってきます。
令和元年の2019年は11月8日に1度目の酉の日「一の酉」がやってきて、20日に「二の酉」がやってきます。
以下、2017年の酉の市の様子です。
(2017年は、)11月6日(月)と18日(土)、30日(木)の3日開催されます。
時間は0時〜24時まで!夜通し開催される市です。
ちなみに、1度目の「酉の市」を「一の酉」、2度目を「二の酉」、3度目を「三の酉」といい、「三の酉」まである年は、火事が多いと昔からいわれています。
場所は、台東区千束、浅草の裏にある鷲神社と隣接する長國寺。
最寄駅は・・・日比谷線の「入谷駅」「三ノ輪駅」、つくばエクスプレスの「浅草駅」ですが、いずれの駅からも歩いて10分〜15分くらいと少し距離があります。
都バスの都08(日暮里〜錦糸町)、草63(池袋〜浅草寿町)、草43(足立区役所〜浅草雷門)の「竜泉」または「千束」のバス停がすぐ近くに停まります。
「酉の市」の日は、屋台も多く出て、周辺も大にぎわいです。
さっそく熊手を買われたお客さんもちらほら。子供の背丈ほどもある大きな熊手は、さすがに重そうです。
鷲神社
鷲神社の、参道入口へやってきました。
鷲神社の参道入口の向かいには、古い熊手を納める場が設けられていて、ちゃんとお祓いもしてもらえます。
入ると、両脇からも参拝者全員にお祓いをしてもらえます。
拝殿までは、参拝する人々の列、列、列。お正月以上の賑わいです。
拝殿には提灯が多く掲げられていて、夜ならではの独特な良い雰囲気です。
今年(2017年)は酉年なので、12年に1度の「勝幟守(しょうしまもり)」が限定6,000体、各日で2,000体授与されます。1日4回に分けて、番号札と整理券が配れるほど人気です。
酉の寺・長國寺
すぐ隣に隣接する酉の寺、長國寺。
もともと江戸時代までは、鷲神社と長國寺は一緒に運営されていたのですが、明治の「神仏分離令」で分離されてしまいました。
鷲神社に比べて、参拝客はさほど多くありません。こちらは厳かな雰囲気が漂います。
鷲神社と長國寺は小さな路地を隔てているのみで、歩いていると、いつの間にか鷲神社へ、長國寺へといった感じで、あまりみなさん意識していないご様子。
熊手ミュージアムなるものもありました。江戸時代の熊手は、今よりも簡素な感じだったんですね。
夜の「酉の市」は迫力がある
0時から24時まで夜通しで開かれている「酉の市」ですが、昼間に比べると夜の方が熊手等が迫ってくる感じがして迫力があります。
大きさも種類も様々です。
宝船のタイプや、升に入った小さなタイプも。
熊手を購入すると、購入者(家族や団体)の商売繁盛、家内安全等を願って、そのお店の人全員で手締めをしてもらえます。
縁起物の熊手を求めに、雰囲気を味わいにお出かけされてみては、いかがでしょうか。
酉の市の江戸時代、明治時代の賑わい等については↓にもちょっと記載しました。