新海誠監督のアニメ映画「天気の子」
【Amazon.co.jp限定】「天気の子」Blu-rayスタンダード・エディション(Amazon.co.jp限定:メガジャケ+アンブレラマーカー付)
- 発売日: 2020/08/26
- メディア: Blu-ray
以前、休校中のステイホームしている時に7歳娘と見ていたら
娘「あーここ、知ってる!」「ここ行ったことあるよねー!!」
と、何度も言ってきましたw
映画「天気の子」では、実際にある東京の風景が寸分違わず出てくるので、その場所を一度でも訪れた事がある人なら、見ていてすごく臨場感が湧いてくる作品です。
今回は、「天気の子」に出てくる舞台を、過去に実際に行って撮った写真を交えてまわってみます。
個人的に、東京の地形特有の凸凹の高低差、標高差に以前から興味がありそれらについても解説したいのですが、長くくどくなりそうなので、ここでは標高を参考として記載しておきます。
(標高は、国土交通省国土地理院の地理院地図を参照)
田端駅南口(標高約14m〜23m)
山手線と京浜東北線が並走する北端の駅のため、京浜東北線の快速が停車する駅ですが、田端駅の南口は駅員が常駐していない(インターホンで対応)少し寂しい改札口です。
陽菜の住んでいるアパートへ続く坂道として幾度も登場します。
山手線に乗っていると、上野駅からこの田端駅までは、ずっと上野台地の断崖、日暮里崖線(池袋方面だと進行方向左側)が続きます。
田端駅南口の坂を登っていくと標高およそ23m、崖下の山手線が走るあたりの標高は約6m、標高差17m。
劇中後半では、山手線の走っている線路は水没してしまいます。
お台場(標高約2m〜)
穂高が、神津島から上京してきた際にもレインボーブリッジなどお台場のシーンが出てきます。
お台場海浜公園の展望デッキ。
陽菜が、レインボーブリッジの方角を向いて祈るシーン。
晴れ間が出て人々が喜ぶシーンは、同じく台場のシンボルプロムナード公園の「出会い橋」付近。
晴れ女の仕事を終えて、穂高、陽菜、凪の3人が帰るシーン。
りんかい線「東京テレポート」駅のA出入口付近。
見事、晴れ女の仕事が成功して、3人が「やったー!」と喜ぶシーンw
隅田川界隈
穂高、陽菜、弟の凪と商売の帰り道。永代橋の橋の上から、三人が歩く先に隅田川大橋首都高9号向島線、その先にスカイツリーが描かれていました。
別シーンでは、隅田川テラス界隈を歩いているシーン。永代橋が映っています。
のぞき坂(標高30m ⇄ 10m)
映画の中で一瞬出てくる。東京メトロ雑司ヶ谷駅近くの「のぞき坂」。
目白台地の台地の上から一気に、都電「学習院下」の停留所があるあたりまで下がっていきます。
のぞき坂の坂の上は標高30m。坂上から見るとまさに「のぞき坂」。
我が家の7歳児は「ジェットコースターみたい!」と坂下まで走って行きましたw
坂下の先は約10m。高低差約20m。都内でも、屈指の急勾配の坂です。
気象神社(標高41.2m)
劇中で重要なキーポイントとなる「気象神社」
高円寺駅近くの高円寺氷川神社の境内にあります。
この日本で唯一の気象神社は、かつて高円寺駅の北側にあった旧陸軍省気象部内にありました。
終戦後、この高円寺氷川神社の境内へと遷宮。
毎年6月1日の「気象記念日」には「気象祭」が執り行われています。
劇中にも映っていた、下駄絵馬も実際にあります。
芝公園(標高4m)
港区芝公園。ここも我が家では、よくお出かけするスポットです。
帆高、須賀さん、陽菜の座っていたベンチもあります。
このベンチの裏には、前方後円墳の「柴丸山古墳」(標高約22m)があります。
もちろん、公園には白詰草も咲いています。
この駐車場表示案内も、映画のまんま。
雨降る駐車場での別れのシーン。
岩淵水門(標高3m )
ここから下流が隅田川。岩淵水門は、荒川から隅田川へ流れ込む水量を調整するための水門です。
映画では、水門扉全てを閉じ、隅田川へ流れ込むのを阻止している描写が写ります。
新都心歩道橋上より新宿大ガード、歌舞伎町界隈を望む。
他にも、実際にリアル東京の見覚えのあるシーンがたくさん出てきます。
実際に存在する場所と寸分違わず描かれている所が多いのも、この映画の魅了の1つかもしれません。
実際に、関連場所巡り聖地巡礼する際は、住宅地も多いので近隣住民の方々に迷惑のかからないよう、またソーシャルディスタンスを保ちつつ静かにマナーを心がけて散策してください。