今回は、スタジオジブリの映画「耳をすませば」(1995年公開、近藤喜文監督)の舞台になったとされる聖蹟桜ヶ丘周辺を訪ねます。
「Whisper of the Heart」
This place was the stage of that movie.
Seiseki sakuragaoka Tama city West Tokyo Japan
我が家の5歳娘も大好きな「耳をすませば」
もう何十回も飽きもなく見ていますが
「(主人公の)雫の住んでいた街に行ってみる?」 と聞くと
「行ってみたい!!」というので
聖蹟桜ヶ丘散歩へお出かけして来ましたw
いわゆる聖地巡礼というやつかな。。
京王線に乗って聖蹟桜ヶ丘へ
新宿から京王線の特急(無料)に乗って26分、多摩川を越えて
「聖蹟桜ヶ丘」へとやってきました!
ちなみに「聖蹟」とは、天皇が足跡を残した場所。明治時代、明治天皇が4回ほどこの地を訪れて、兎狩りなどをされたいた御狩場だったそうです。
ホームも映画で見たような光景です。
昭和の40年代までは、水田の中にある小さな駅でしたが、多摩ニュータウンの開発とともに、最寄駅となり大発展します。
聖蹟桜ヶ丘駅周辺
映画公開から20年以上たっていますが駅周辺の光景も、映画に登場する架空の駅「杉の宮」とほぼ同じ。
ちなみに映画で、主人公の雫が小さな駅から電車に乗って(猫のムーンと電車内で出会う)図書館へと向かうシーンで、雫が乗車する小さな駅「向原」は隣の「百草園」と思われます。
聖蹟桜ヶ丘マップと、「耳をすませば」に出てくる「アトリエ地球屋」を模して作ったと思われるモニュメント「青春のポスト」が設置されていました。
青春のポストには「郵便ポストではありません」の文字が。このポストはひとりひとりの青春を応援したいと願いを込めて建てられたそうです。夢や目標を書いて投函できます。
青春ポストのある裏のビルのエレベーターホールに、聖蹟桜ヶ丘散策マップ他、歴史散歩コースや関連パンフレットを配布しています。
聖蹟桜ヶ丘散策マップの、訪問記念スタンプもありました。
駅のスーパーにて、今回の散策のおやつも購入。
おやつは、映画にもちょこっと出てきた「カロリーメイト」と「コアラのマーチ」(映画では「ラッパのマーチ」になってました)ですw
ファミリーマート
映画にも駅近くのファミリーマートが出てきました(映画では雫の住んでいる団地のそばの向原駅の設定)。
ここにも、聖蹟桜ヶ丘散策マップ2つめのスタンプ。
何か飲みたいと娘がいうので、雫と同様にファミリーマートで牛乳を購入w
あっ!さっきお菓子を買った時はビニール袋を断ったのに、ファミリーマートで牛乳を買った時はビニール袋ももらってしまいました;
雫のお母さん「またビニール袋?牛乳1本だけなのに!!」
と叱られてしまいそうです。
雫「だってくれるんだもの」
痛恨のミスです。
いろは坂
聖蹟桜ヶ丘駅を出てファミリマートを過ぎると「いろは坂」にさしかかりました。
いろは坂からは、聖蹟桜ヶ丘の街を一望できます。
この、いろは坂は映画で何度も登場します。
映画では、坂の途中のカーブのところに雫が通う図書館がある設定です。
金比羅神社
主人公の月島雫が、クラスメイトの杉村に告白されるシーンに登場するこの小さな神社。
いろは坂を登りきったところに、金毘羅宮がありますが、この金比羅さんがモデルになっています。
耳をすませばに出てくる場面そのまま。
恋おみくじも設置されていました。年末年始は特別バージョンのおみくじも入っているそうです。
ロータリー
いろは坂通りをまっすぐ進むと、映画にも登場する、あのロータリーが現れます。
映画ではロータリーの一角に、アトリエ地球屋がある設定です。
さすがに地球屋はありませんでしたが、耳すまな洋菓子屋さんがありました↓
雫の住んでいた団地
ロータリーから歩くこと約20分。雫の住んでいたとされる団地に到着。
映画でも雫の団地のすぐ横に、緑のラインの入った給水塔が描かれています。
すると、5歳娘が高圧電線を指して「これも耳をすませばに出てきたよね?」と言ってきたので
「耳をすませば」の映画フィルムコミックで確認すると、たしかに高圧電線の描写がありました。子供の方が、よく覚えていますw
約2〜3時間ほど散策をして、帰路につきました。
映画にも出てくる天守台
実はパパにとっては十数年ぶり4度目の「耳をすませば」舞台散策でしたが、今回訪れて驚いたのは、1995年の映画公開からもう四半世紀近くも経っているにも関わらず、同じく「耳をすませば」散策をされていると思われるグループがこの日だけでも多く(7、8組)お見かけしたことです。中には外国から来たと思われるグループまでいらっしゃいました。
映画のラストシーンで、天沢聖司が雫に告白した丘のモデルとされる耳丘
スタジオジブリのなかではマイナーな部類に入ると思われる「耳をすませば」ですが、今だに根強いファンが多くいらっしゃるようです。
舞台になった場所は住宅街の中にあります。近隣住民への迷惑にならないように騒がず静かにマナーを守って聖地巡礼をしましょう。
www.odekakeiku.com
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