八島高原
今回は、長野は下諏訪町の八島高原へ。
高原を走るビーナスラインに駐車場があります。
ハート形の八島ヶ原湿原
ここは、上空から見るとハートの形をしている湿原です。標高は約1630m。
訪れた日は、あいにくの空模様でしたが、これまたどうしてミステリアスな雰囲気をかもし出しておりました。
湿原には木道が整備されていて、1周約1時間の道のりだそうです。
ミステリーハンターが、今日目指す目的地へと、木道を歩いて行きます。
新海誠監督「君の名は。」の舞台とされる場所の一つ
この湿原は、2016年に大ヒットした新海誠監督の作品「君の名は。」の舞台になったとされている湿原です。
ここは下諏訪町。「君の名は。」に出てくる糸守町にも諏訪湖のような円形の湖が描かれていました。
そしてこの八島ヶ原湿原は、諏訪湖からさらに車を走らせ山に入ってきた山麓にあります。
「君の名は」に出てくる宮水神社の御神体のあった山麓も、ここ八島ヶ原湿原のような光景でした。
フェンスを開けて目指すお宮へ
さて、この八島ヶ原湿原にも、小さなお宮があります。
しかも何やら謎めいたお宮です。
今回は、このお宮を目指して、はるばる信州までやってきました。
お宮へ続く木道の途中には、鹿よけと思われるフェンスが設置されていました。
ここから先、ガラッと雰囲気が変わります(気がします)。。
さらに歩みを進めること数分・・・
ありました。今回お目当てのお宮です。
その名を「旧御射山(もとみさやま)神社」
「君の名は」に出てくる宮水神社と名前が似てるようにも思えます。
それにしても、この厳かなお社。
小さな祠だけの簡素な八代ですが、言い知れぬ何かをひしひしと感じます。
やはり来てみないとわからないものです。
気づいてみると、我が家の齢9歳のミステリーハンターが、自然と手を合わせておりました。
諸説ありますが、この旧御射山(もとみさやま)は、諏訪大社と関係が深く、諏訪大社の奥宮か何かだったのではないかという人もいます。
標高1500mの高地でありながら、この辺りからは旧石器時代、縄文時代の遺跡が出土しています。
また、都市伝説の人曰く、異星人が太古の昔にここに降り立ったのでは、という人もいます。
そして、この一見なんでもないような丘。太古の昔の石垣が組まれています。
なんでも、室町時代に行われた祭祀では何万という人々が、こんな高地に集ったという記録が残っているとか。
この小さなお社は一体何者様なのか?
ますます謎めいています。
縄文の出土品
旧御射山の近くに「ヒュッテみさやま」という山小屋があります。
美味しいカレーやピラフ、ケーキなどをいただける素敵なヒュッテですが
山小屋内に、この界隈から出土した縄文土器が展示されていました。
この辺りは黒曜石が取れたようです。
黒曜石は、縄文の昔、ナイフや矢じりに重宝された石
何やら、古の謎が、少しづつ解けてくる感じもします。
それにしても、真のパワースポットというのは、この旧御射山を言うのでしょうか。
あまり、パワースポットなどを信じない自分にも、ここの言い知れない雰囲気、パワーを感じざるを得ませんでした。
おそらく、ここを訪れた多くの人は誰しも思うことなのかもしれません。
そして、あの名作もここのインスピレーションを受けて・・・
なのかな。と思いを馳せて帰てきたのでありました。