広島・呉の戦中戦後を、ごく普通に暮らす女性の目線から日常を描いた、こうの史代さんの漫画「この世界の片隅に」。
2016年には、アニメ化された映画(のんさんが、主人公すずさんの声)が大ヒット!。
この2018年の夏からは、TBS系列で連続ドラマもはじまりました。
我が家の5歳児は、主人公の北條(旧姓:浦野)すずさんの大ファンです。
特別企画展 昭和館で学ぶ「この世界の片隅に」
「すずさんの使っていた物を見に行く?」と聞いて見ると「ぜひ行きたい!」と言うので、
平成30年7月21日〜9月9日まで昭和館で開催されている特別企画展
『昭和館で学ぶ「この世界の片隅に」』へお出かけしてきました。
昭和館へは、1年ぶりのお出かけです。
漫画や映画のアニメで出てくる、おなじみの戦中の日用品が漫画のシーンとともに陳列されていて、とても勉強になります。
我が家の5歳児も、アニメで見慣れたモンペや防空頭巾を見つけては「すずさんが使っていたよね??」と興味津々。
作中には出てこなかった品々も多数展示されていて、とても見応えのある企画展でした。
原作者の、こうの史代さんご自身も「この世界の片隅に」を執筆中に、昭和館に足を運んで当時の日常等を調べておられていたようです。
企画展内は撮影禁止ですが、大変参考になるパンフレットもいただきました。
小中学向けの特製夏休みワークシートも用意されていました。
特別企画展を見ながら、問題を解いて行きます。
全問解くと、昭和館クリアファイルと缶バッジがいただけます。
2階屋外展示場
2階の屋外展示場でも関連イベントを開催していました。
すずさんと記念撮影ができるスペース。
横には、来場者が作ったイロハカルタでしょうか?
「うえはーが付いとるあいすくりいむ」など、作品にも出て来ましたね。
原作の漫画でも、中巻で「愛国いろはかるた」が出てきました。
こちらは「昔の燃料を触ってみよう」というコーナー。
薪から始まって
こちらは木炭の粉やくずなどをふのりで丸く固めて干した「炭団(たどん)」。
炭団も木炭の代用品だったようです。
作中では、すずさんが落ち葉で代用の炭団を作っていました。ということは木炭の代用品の代用品を作っていたんですね。
こちらは戦中配布されていた衣料切符の表一覧。
当時は、服を買うにも現金とは別に衣料切符が必要でした。衣料切符60点、現金5000円があるとして、やりくりをして体験できます。
表下にもありますが、使い切らず節約を工夫して、あまった点数を返上することも求められていたとか。
それ以前に、やりくりを考えても現品が店頭に置いてない場合も多かったようです(涙
夏休み3館めぐりスタンプラリー
昭和館のスタッフの方に「こっちスタンプラリーもしてみる?」と言われていただいた『戦中・戦後の労苦を伝える 夏休み3館めぐりスタンプラリー』。
昭和館・しょうけい館・平和祈念展示資料館の3つをまわって学んでスタンプを集めます。
しょうけい館は、昭和館から歩いて2分ほどの所にあります。
こちらも1年ぶりのお出かけ。
戦争で傷ついた人々(戦傷病者)の戦中・戦後を主に展示しており、内容は小学校高学年や中学生以上向けです。
館内には戦争関連の書籍がそろった小さな図書スペースもあり、我が家の5歳児は水木しげる先生の絵本をおとなしく読んでいました。
漫画「この世界の片隅に」も3巻そろっていましたよ。
このスタンプラリーを3館全てまわると、「この世界の片隅に」風にアレンジした愛国イロハカルタのトートバックなど、素敵なオリジナルグッズがいただけます。