今回は北海道の、のぼりべつクマ牧場へ、お出かけした記録です。
個人的なことで恐縮ですが、単独登山が趣味だったせいか、苦手な生き物が3つあります。
ハチ(凶暴なやつ)、ヘビ(毒のあるやつ)、そして熊(無条件)です。
熊さんには、山で2回遭遇しています;。
そんな自分にとっては、宿敵、熊さんを知るべくここは、いつか来てみたいところでした。
ただヒグマに会えるだけでなく、生態を学べるヒグマ博物館もあるからです。
今回、ANAのダイナミックパッケージ、旅作で、航空券とホテルをとったら北海道夏クーポン(2016年版)なるものを特典でいただきました。
このクーポンは、クマ牧場の入園券と引き換えられます!
クマ牧場の入園券は2016年9月現在、大人2,592円
ロープウェイ往復の料金が含まれているから、しょうがないのかもしれませんが、少し高額です。
足の悪い父を、車に待たせているので滞在時間1時間とみてますが、クーポンがなかったら少し考えてしまいます。
それにしても 2,592円って・・・歯切れが悪いです。
語呂合わせでもなさそうだし、なにか意味あるのでしょうか。
きっと、色々と計算をされて弾き出された金額なのでしょうけど、歯切れよく2,600円では、やっぱり高いから、少しでも安く、8円でも安く・・・と熟慮された金額なんでしょう。
ともあれ、チケットを交換して、ロープウエイに乗ります!
待っている人も少ないし、乗れるまであっという間かと思いきや、定員を詰め込むのではなく、1組1組を案内しているご様子。
前の外国のお客さんは、あきらかに団体なのですが、2人づつとか、1人だけでとかで乗っています;
(我が家は5人、ちゃんと1台のゴンドラで乗りましたよ。)
結局、発券から乗るのに15分もかかりました。
滞在時間1時間を予定しているのに思わぬロスタイムです;
登別温泉街の中心にある山麓駅から山頂駅まで全長1300m、高低差300m、7分ほどの空の旅です、とくに案内の放送があるわけでもありませんが、景色は、なかなかです。
山頂に到着です。こぐまさんが寝ています。
まずは、ヒグマの生態を勉強するために、来てみたかった念願の、世界的にも珍しいヒグマ博物館へに入ります!
・・・。
展示室に入って、いきなりだったのでビックリしました。
えっと、ここの入園料はいくらだったでしょうか?(クーポンで入ったけどね)
たまたま、この日は、展示の入れ替え中だったのでしょうか。
気を取り直して少し進むと、博物館らしくなってきました。
「あっちの方にも、オススメがあるよ!」と教えてくれているようです。ありがとう!
なんだろうこれ?とじっくり見てみると。クマの胎児のホルマリン漬けのようです。
クマは敵ながら、少し複雑です。
日本最大の陸上生物ですが、ヒグマの赤ちゃんは小さいそうです。
野生で保護した子グマを、牧場の育児経験のある母グマに育児させる試みもされています。
個人的には、時間をかけてじっくり見たいのですが、今回は時間が無いので、泣く泣く先を急ぎます。
一瞬、ドキッとしましたが、クマの巣の再現のようです。展示してある中では1番リアルにできていました。
やはり、クマの臓器は大きいです。
でも脳は軽く「480g」と書いてありました(人間の成人男性の脳が約1400gくらいだそうです)。
それより、中途半端に展示されているものって、ちょっと怖いです。
上の写真でも、臓器が置いてあったであろう形跡が3箇所ほど確認できます。
何が置いてあったのでしょうか?
なぜ、無なくなったのでしょうか?
かなり気になります。
ユクサパウンニ(くまの頭をのせる木)
アイヌの重要な儀式、熊送りイヨマンテで、儀式の最後に熊の首を木にのせていました。
アイヌでは、熊は神(カムイ)の化身と考えられており、熊送りとは、つまり神様に帰っていただき、また肉とか毛皮とかをお土産で持って来てくださいねーという儀式だったようです。
以前行った、白老のアイヌ民族博物館にも儀式を再現したジオラマがありました。
博物館を出て、メインのクマ牧場に向かいます。
見物客が餌を投げるので、どの熊も、「こっちに投げて!」と、アピールをしてきます。
自分は、この熊さんだけが、なぜ動きにくく餌がとりにくい、この檻に自ら入っているのか、気になってしょうがありませんでした。
檻に入った方が、目立って餌を投げてもらいやすいのでしょうか?
なにかきっと理由があるとは思うのですが、わかりません。
もはや、自分の知っている宿敵、熊さんの姿ではありません。
どの熊もアピールの仕方を心得ています。
娘も、餌をあげたいと言うので、買うことにしました。
クマのおやつ100円と
クマのごはん(鮭)が300円で売っています。
クマのおやつを購入です。
敵に塩を送るではないですが、敵におやつを送ります。
「おやつ 僕のために買って来てくれたの?」と言わんばかりに、変なポーズでアピールしてきます。
でも、あなたには、あげません!
「なんで、くれないんだ!!!!」と、たぶん怒ってます。
やっぱりクマは、怖いです。
3歳の娘は、一生懸命、カラスにおやつをあげていました。
熊の元に、うまく投げてやらないと、カラスがすかさず、投げたおやつを奪って行ってしまうからです。
カラスに食べられるたびに「なんでカラスが取るの;」と、娘は泣いてました。
クマ牧場の、もうひとつの看板アトラクション、アヒルの競走です!
スタート地点に向かうアヒルさんたち。
走り出すと、あっという間に終わるそうです。シャッターチャンスは逃せません!!
走者、一斉スタートです!
本当に一瞬で終わる、アヒル競走にもビックリですが、
いきなりカメラの前に、遠慮なく頭を出して来た、外国のおばちゃんにもビックリしました。
クマ山神社。いかにも霊験がありそうな・・・
でも熊は、カムイ(神)の化身なので、ある意味あってるのかな。神社は神道だけど。
滞在予定時間の1時間が、あっという間に過ぎたので、後ろ髪を引かれる思いで、山を降ります。
今回は少し突っ込みすぎたので、罰として帰りのロープウェイのゴンドラは、こんなのでした。。
というのは冗談で、たまたま来たのが貨物車だったようです。
無事に、次に来た人間用のゴンドラに乗せてもらえました。Yeah!
NKB総選挙 神セブン
N→のぼりべつ K→クマ B→牧場
やはり何度も言っているように熊は、神の化身だからなのですが
でも、神セブンって・・・。
ともあれ、NKBの握手会は遠慮しておきます。
今回は、少し突っ込み記事調に書いてしまいましたが、個人的にはとても楽しめました。
今回は時間がなかったのですが、他にも、リス村やエゾタヌキ村、クッタラ湖展望台、クマ山食堂、ツキノワグマのワンマンショーであるツキノワ・アトラクションなど見所も多いです。
3歳の娘も、また是非行きたいそうです。
のぼりべつクマ牧場
〒059-0551 北海道登別市登別温泉町224
TEL:0143ー84ー2225
10/1〜1/31 4/1〜6/30 8:30〜16:30(入園券発売終了は15:50)
他、営業時間は時期により変動
入園料(ロープウェー代含む)
大人2,592円 4歳以上小学生以下1,296円