お出かけいく

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子どもと、お出かけ行く(育)。30代パパによる、子供に何事もリアルに体験させてみようという試み。

白老ポロトコタン アイヌ民族博物館

北海道の白老で、ウヨロ川のサケの遡上(そじょう)を見たあと、白老ポロトコタンアイヌ民族資料館へ行った記録です。

 

しらおいポロトコタン

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ポロトコタン

以前よりアイヌ文化に興味を持っていたのですが、ポロトコタンという名前の響きが印象的で気になっていました。アイヌの言葉で「大きい湖の集落」という意味だそうです。

 

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コタンコルクル むらおさの像

入ってすぐ、むらおさのお出迎えです。コタンコルクルは、村長の意味。アイヌ社会のリーダーとして祭主や諸々の調停にあたった精神的リーダーでした。高さ16mの巨象です! 右手にイナウというアイヌの祭具を持っており、旅人の安全と幸福を祈ってくれているようです。

ホームページなどでは正しくは、コタンコ。「」と最後の「」は小文字表記です。正しくどういう風に読むのかは、わからないです。

 

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園内は、アイヌ民族資料館、チセ(家)でのアイヌ古式舞踊、軽食処、体験学習館や、北海道犬まで見られます。

 

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「クマーいた!」と1歳児は、クマの木彫りでおおはしゃぎです。近くのウヨロ川で熊の目撃があったという話を聞いていたので、木彫りでよかったです。

さっそく、チセでアイヌの楽器の演奏とアイヌ古式舞踊を見に行きます。

 

アイヌ古式舞踊公演

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トンコリの演奏

アイヌ出身のミュージシャンOKIが得意とするトンコリ。元々は樺太アイヌの伝統楽器だったようです。またトンコリの音色には流行病などを遠ざける力があるとも言われていました。

 

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ムックリ

竹製の口琴(こうきん)と呼ばれる楽器です。口腔で倍音を変化させ独特の音色を奏でます。

高校時代にモンゴルのホーミーを友人に誘われ聞きに行った事があったのですが、モンゴルでも似た楽器があり、よく音色が似ていました。モンゴルの口琴は金属でできていたと思います。

 

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イオマンテリムセ 熊の霊送りの踊り

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国の重要無形民俗文化財に指定されています。

アイヌでは、熊は神の化身とされてきました。生まれたばかりの小熊を捕まえてきて2〜3年育てます。そして熊を丁重な儀式で殺し、神の霊を見送るという、イオマンテ 熊送りの儀式がありました。

演奏と踊りは30分くらいでしたでしょうか、少し不思議なハーモニーや音色と、踊りに1歳娘も楽しめたようで終演まで静かに見ていました。

 

アイヌ博物館

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博物館の展示室を見ていきます。

 

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シトキ

装飾品としてだけでなく、魔除けの意味もあったようです。トルコの魔除け、ナザルボンジュウに似ているような気がします。

 

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アイヌの成人女性には刺青をする風習がありました。

口のまわりや、手や腕など、独特な刺青を入れていたようですが明治政府によって禁止されます。琉球でも、女性が手や腕にハジチと呼ばれる刺青を入れていたというのを思い出しました。

 

カフェリムセ

園内のカフェ リムセで昼食をとりました。

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オハウ

アイヌの伝統料理で、シャケと野菜の塩味のスープ、オハウです。1歳の娘にも美味しかったらしく、半分ほど食べてしまいました。

 

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ニセウうどん

ニセウとは、ドングリのことのようです。ドングリの粉をねりこんだうどんを、鹿肉と、白老の平飼いの卵をトッピング。恐らくはアイヌ料理ではなく創作料理だと思いますが、予想に反しとても美味しかったです。

 

北海道犬

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ソフトバンンクのCMの「お父さん」で一躍有名になった北海道犬です。国の天然記念物に指定されており、もとはアイヌの狩猟犬だったようです。

 

 

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意外にも、見所が多く、踊りも料理もとても楽しめました。

たまたま行った時がそうなのかわからないのですが、3連休にしては人もまばらで自分達以外は、中国か台湾の団体さんばかりでした。

アイヌ民俗博物館のすぐ近くに国立博物館が建設され、2020年には開館するとのことです。多くの日本人にも訪れてほしいところです。

次は、職場のアイヌ通がお勧めしていたアイヌの里、平取町の二風谷に行きたいと思います。

 

www.odekakeiku.com

 

白老ポロトコタン

アイヌ民俗博物館

〒059-0902 北海道白老郡白老町若草町2−3−4

TEL:0144-82-3914

開館時間:8:45〜17:00

休館日:12月29日〜1月5日

入園料:大人¥800 高校生¥600 中学生¥500 小学生¥350