モエレ沼公園 Moerenuma Park
Designed by ISAMU NOGUCHI
午後の中途半端な時間に、千歳空港に着いてしまったので、夕飯までの時間1〜2時間ほど何をしようか、どこへ行こうかと、家族会議。
3歳娘は、「公園に行って遊びたい!」
ならばと思い、世界的に有名なアーティスト、イサム・ノグチが設計したモエレ沼公園へ
モエレ山 Mt.MOERE
3歳娘が想像していた公園とは、良い意味で違ったようです。
「あの山に登りたい!」と、さっそくモエレ山を駆け出して登りに行きます。
実は、この公園は元々ゴミ処理場の跡地。このモエレ山も、不燃ゴミや残土を積み上げて造られた人口の山。
モエレ山の標高は62m。
3歳でも10分ほどあれば登ることができ、山頂からは札幌市内の景色を一望できます。
海の噴水の周りを取り囲むように植栽された、カラマツの林。
北海道では、よくあるような光景だと思いますが、こんなところで一度、鬼ごっこでもしてみたいです。
ということで、娘と鬼ごっこ(母撮影)。
モエレ沼公園のすぐ近くに、主に道内路線の飛行機が発着する札幌飛行場(通称丘珠空港)があります。
そのため、プロペラ機などの小型機や自衛隊機がよく真上を飛んでいるのも、また絵になります。
ガラスのピラミッド HIDAMARI GLASS PYRAMID
1,113枚のガラスを使用したピラミッド。モエレ沼公園のシンボル。
エレベーターで屋上まで上がります。
ガラス張りのエレベーターから、ピラミッド内を見つつ屋上へ。
プレイマウンテン PLAY MOUNTAIN
1933年にイサム・ノグチが構想し、長年温め続けていたのを実現化した山。
メキシコシティのテオティワカン遺跡みたいな山だなと思いました。
瀬戸内海産の花崗岩を石段に99段積み上げたそうです。
こんな公園が近くにあったら、週末に何度でも来てしまいそうです。札幌市民が羨ましいです。
オンファロス イサム・ノグチ
ちょうど、ピラミッドの頂点の真下に置かれた作品。
オンファロスとは、ギリシア語で「へそ」や「中心」を意味するそうです。
石の中心から、水が溢れ出し、地面へと流れ落ちています。
娘は、この作品をずっと、見入っていました。
3歳娘にも感じる何かがあったのでしょう。
ピラミッド内には、モエレ沼公園やイサム・ノグチの関連グッツやオリジナルグッツも販売しています。
イサム・ノグチが手がけた、照明器具のAKARIも販売していました。
ランファン・キ・レーヴ L’enfant qui rêve
フランス語で「夢見る子供」という意味だそうです。
ちょうど、夕飯をどこにしようかと思っていたので、ここに入ってみようかと思ったのですが、あまりお客もいないようなのでスルー。
ところが、後で知ったのですがミシュランガイドブックにも載っている、札幌では超有名なフレンチレストランだったようです。
実は、週末や連休などは、予約がとるのも難しいとか。
失礼いたしました。
モエレ沼公園は、他にも、海の噴水や、イサム・ノグチのデザインによる遊具の集まったサクラの森など、見所がたくさんあります。
また、約190万平方メートル(東京ドーム約40個分)という、この広大な公園をレンタサイクルを借りて、まわることもできます。
天気の良い日は、1日かけて、ゆっくりとアートにふれてまわってみたいものです。
モエレ沼公園 Moerenuma Park
Designed by ISAMU NOGUCHI
〒007-0011 北海道札幌市東区モエレ沼公園1−1
電話:011−790−1231
開園時間:7:00〜22:00(入園は21:00まで)
休園日なし
入園無料 駐車場無料