札幌市内から車で、約1時間、支笏湖へお出かけした記録です。
新千歳空港からも約35分と近いので、飛行機利用の旅行組にとっても、少し時間が余った時には、ちょうどよいお出かけスポットかもしれません。
山線鉄橋(近代産業遺産)
かつて苫小牧から、この支笏湖湖畔まで軽便鉄道(山線)が走っていました。その名残の鉄橋です。もとは空知川に明治32年に架けられていたものを、大正13年に、ここへ移設したようです。
湖底のエメラルドグリーンと鉄橋の赤のコントラストがいい感じです。紅葉の時期にも、来て見たいです。
3歳娘は、「スワンボートに乗りたい」とせがみます。
もちろん、スワンボートも楽しめると思いますが、今回の目的は、湖底の見える観光船です。
乗船時間に合わせて来ましたが、満席で乗れないとのことで30分後の便まで待ちました。
ANAの旅作で「北海道夏クーポン」付きのプランだったので、こちらの乗船代(大人1,620円)も、もらったクーポンと引き換えで乗させていただきました。
乗船し、船底の席へと階段で降りて行きます。
船底の席の、約16ある大きな窓から、湖底が見渡せます。
受付で「先日の台風の影響で、湖底の視界が、かなり悪いですがいいですか?」と言われましたが、通常はもっと視界が良いようです。
環境省の水質調査で何度も日本一に認定されており、透明度は摩周湖に匹敵するとも言われているそうです。
想像していた以上に魚がたくさんいます。
水族館ではなく、自然の湖底の様子です。こんなに多くいるとは思いませんでした。
アメマス、エゾウグイ、ヒメマス(チップ)、ニジマスなどが支笏湖の主な魚らしいです。
どれでしょうか。エゾウグイかな。
最近、ディズニーのリトルマーメイド(人魚姫)に、はまっている3歳の娘は「アリエルいるかな?」と熱心に見ています。どこまで本気で思っているのでしょうか。
でも言われてみると、ディズニーシーのアトラクション、海底2万マイルのリアル版みたいな気もしてきます。
支笏湖の水深は、田沢湖に次いで国内第2位の深さを誇る最大水深360m!
湖面の標高が248mなので、一番深いところで、海面より100m以上も深いことになります。
また日本最北の不凍湖として知られ、冬でも滅多に凍結しないそうです。
そんな支笏湖だからこそ、何かいるかもしれない神秘的な雰囲気は、確かにあります。
柱状節理(ちゅうじょうせつり)
水中に流れ込んだ、マグマが冷却固結する際に生じるそうです。
たしかに、もっと透明度がもっと高く、一面、柱状節理を見渡せたら圧巻でしょう。
柱状節理は層雲峡や、東尋坊なども有名です。
船の上に出て、湖面上の柱状節理も見られました。
湖底と湖面上と、両方楽しめるのも、この観光船のいいところです。
なにやら、こちらの方々も楽しそうです。
あいにくの空模様でしたが、それはそれで神秘的な雰囲気で良かったです。
あっという間の30分の船旅でした。
支笏湖観光船
〒066-0281 北海道千歳市支笏湖温泉
TEL:0123−25−2031
営業期間:4月中旬〜11月上旬
営業時間:8:40〜17:10(時期により変更有り)
料金 大人1,620円 小学生710円