お天気が良ければ、外へお出かけするのが気持ちの良い季節となりました。
そんな、お天気が穏やかで気持ちの良い休日は、我が家ではよく公園でシートを広げて、お弁当、昼寝、読書(子供ができる前までかな)、そして野点(のだて)を楽しみます。
野点とは・・・ Outdoor Tea Ceremony
簡単に言うと、屋外でお抹茶を点(た)てて、いただくことです。
ステレオタイプなイメージで言うと、太閤秀吉が天気の良い日に、お城の庭で赤い傘の下、淀殿はじめ、女中さんたちと楽しげに茶会をしている感じでしょうか。。
そこまでいかなくても、最近では、よく庭園や城跡などの観光地などでも、観光客向けに行われているのをよく目にしますね。
我が家の野点は、裏でも表でもなく、正式な茶道の礼儀に則ったような正統派ではありません。
ただ、お菓子をいただき、お抹茶をいただき、ゆっくりと至福のときを楽しむというアウトドアな野点です。
うちの3歳娘も、この野点が大好きです(もちろん子供用に少し薄めにしますけど)。
英語で、Outdoor Tea Ceremony 英語の方が、意味が通じやすいですね。
野点をする時に最低限用意するもの
1、抹茶 Matcha
これが、なければ始まりません。
お抹茶は、お茶屋さん、スーパーマーケット、デパ地下をはじめ、最近ではアマゾンなどのネットショップでも手に入ります。
はじめは、あまり量が残ってもしょうがないので、使いきれるくらいの量の20gの、お抹茶を選ばれるのがいいかと思います。
20gくらいだと、値段もスーパーで400円くらいからありますが、できたら、20gで1,000円以上の抹茶を選んでみてください。味がちがうと思います。
(創業100年以上続くお茶屋の孫が言うので、たぶん間違いないです)
高いものだと20gで6千円を超えるのもありますが、我が家はたいてい20gで1,500円前後のを毎回選んでいるような気がします。
少し高い気もするかもしれませんが、お抹茶1杯約1,5g(茶杓2杯分)を使うので、20gでも、お抹茶12〜13杯はいただけます。
なお写真に写っている黒の容器の、抹茶を入れるなつめは、あってもなくても。
2、茶杓 Chashaku ~Tea Ladle~
正統派な方が見たら怒られそうですが、なければ、小さなティースプーンでもいいです。
でも、お抹茶を1杯入れるのに、約1,5g、茶杓2杯と相場がだいたいきまっているので、さじ加減もわかりやすいですし、値段も安いのであったほうが便利かもしれません。
値段は、安いもので数百円程度〜です。
野点用に、折りたためる茶杓もあります。
3、茶筅 Chasen ~Tea Whish~
抹茶を点てるといえば、これ!
さすがに泡立て器では、代役は勤まらないと思います(笑
これも値段は1,000円前後からあります。こちらも、野点用に少し小ぶりのもあります。
4、茶碗 Chawan ~Tea Bowl~
野点用ですので、持ち運び中に割れてしまうかもしれませんので、安価なもので十分です。自分は、よく地方の焼き物の産地に行くと、ついつい買ってしまうのですが、画像に写っている手前のものでも2,000円ほどだったと思います。
日頃使っている、または貰ったけど使っていないというような、ごはん茶碗でもいいと思います。
5、お湯を入れる魔法瓶
今までは、我が家も重い魔法瓶にお湯を入れて持って行ってましたが、最近ようやく軽くて、保温抜群というサーモスにしました。
だいたい、お抹茶を1杯点てるのに必要なお湯の量は70ml前後でしょうか。
お抹茶を5、6杯点てる分には、0,75Lあれば十分です。
10杯近く点てるなら、1Lは欲しいところ。
温度も、煎茶を入れるときと同様に70〜80度くらいで点てるのがいいと言われています。
6、茶菓子 ~Japanese Sweets~
これも、和菓子であれば、なんでもいいです。生菓子でも、羊羹でも、最中でも。
コンビニでも、一口羊羹や大福などの和菓子が手軽に売っていますね。
お抹茶をいただく前に、お茶菓子をいただいて楽しんでください。
お抹茶の点てかた
点てかたは、正統派ではないので、いたってシンプルです。
注:あくまでも我が家流です
- 茶碗と茶筅を少し、お湯で少し温めておきます。
- 茶杓で2杯、抹茶を茶碗に入れます。
- お湯を入れ(目安は、茶碗の3分の1くらい)、茶筅で点てる
点てかたは、「の」の字を書くようにとも、「m」の字を書くようにとも。
4、点てたら、茶碗の表を、お客人の前にくるように、まわして出します。
家族で楽しむだけでなく、友人を招いたり、親戚が来たときなど、とても楽しんでもらえます。
↑ 各自マイ茶碗を持って来てもらい野点。
野点 Outdoor Tea Ceremony
よく外国の方が、遠くから珍しそうに見ていたり、カメラを撮ったりとかされていますけど、一言声をかけてくれれば、一杯おもてなしするのになぁ〜。