前回、会津柳津について書いたので、今回は柳津の名物「あわまんじゅう」について。
災難よけの「あわまんじゅう」
会津柳津の古刹、福満虚空蔵尊圓蔵寺(ふくまんこくぞうそんえんぞうじ)の参道には、あわまんじゅうを作るお店が軒を並べます。
江戸時代の文政元年(1818年)に、柳津は大火に見舞われ、円蔵寺の伽藍もこの大火で消失してしまいました。
その後、本堂が再建されるときに、時の住職が「もう災難にあわないように」と、当時多く作られていた粟を使ったお菓子を作らせ、御護符として配ったそうです。
それ以来、「あわまんじゅう」は柳津の銘菓になったとか。
小池菓子舗
数ある「あわまんじゅう」を作るお店の中で、今回おじゃましたのは小池菓子舗本店。
白虎隊が自刃した飯盛山にも店舗があります。
福島県外でも、よくデパートなどの催事で実演出張販売もしている有名店です。
ちょうど出来立ての「茶まんじゅう」も並べてありました。こちらも美味しそうです。
名物の「あわまんじゅう」を店内でお茶と一緒にいただきました。
あわまんじゅうは日持ちがしないのですが、出来立ての粟の絶妙な食感が良くとても美味しかったです。
そして、何気なく置いてあるお漬物。これがまた美味!
こちらは残念なことに、販売していないそうです。
道の駅には「あわまんじゅう」の食べ比べセットも
円蔵寺のふもと、只見川沿いに「道の駅 会津柳津」があります。
こちらでは、各老舗店舗の「あわまんじゅう」を食べ比べできるセットを販売しています。
あわまんじゅうの絶妙な食感の虜になった方、ぜひ「あわまんじゅう」の食べ比べをされてみてはいかがでしょうか?
以前職場で、会津出身の方がよく粟饅頭をお土産に買って来てくださいましたが、いつもすぐ無くなっていました。
やっぱり粟饅頭は、会津最強のお土産ですね。