先日、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを、キットレンズからの２本目のレンズにおすすめと書きましたが、35mmを紹介したなら、やはり50mmも書かなければ。
今回は、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gについて。
ニコンのレンズカタログにも（2017年現在）単焦点レンズは
- 35mmレンズが４本
- 50mmレンズが４本（Special Editionを入れると５本）
と、他の焦点距離のものより多くラインナップされている。
それだけ、この２つの焦点距離の単焦点レンズは、標準レンズとして需要があるようです。
50mm F1.4かF1.8か
以前、D50を使い始めた頃、50mm単焦点レンズは、Aiニッコール50mmF1.4Sという1980年代初頭に出た古いレンズを使っていた。
50mmF1.4は、ニコンFマウントだけでも半世紀以上の長い歴史をもつ。
現在の8代目の50mmF1.4もそうだけど、歴代のF1.4は、その長い歴史が裏付けるように定評がある。
自分の持っていたF1.4も古いとはいえ、やわらかなボケ味と、満足いくシャープ感が気に入って使っていたけど、欲しいと言う人がいてあげた。
次買うのも、当然、ニッコール50mmF1.4と思っていたけど、50mmF1.8が半分の値段で買えるので、金欠だったのもあり（いつでも）、ついついF1.8の方を買ってしまった。
Nikon D750 /AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G / 50mm / F4.0 1/60 秒 / ISO400 /
結論から言うと、買ってみて大正解！
レンズの質は、F1.4>>F1.8 と勝手に思ってたけど・・・
カタログとにらめっこしていても、やっぱりレンズは使ってみないとわからないですね。
Nikon D750 /AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G / 50mm / F8.0 / 1/250秒 / ISO360 /
ボケ味もさることながら、絞った時のシャープさも単焦点入門レンズとは思えないほど。
前回、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gをコストパーフォマンスに優れたレンズというような感じで書いたけど
実は、このAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの方が、さらにコストパフォーマンスにすぐれている。
- 値段も、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gよりさらに安く
- 185g（Special Editionは、190g）と、さらに軽量
- フルサイズにも使える。
そして、前回の記事では、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gには、距離指標がないことを愚痴ったけど、このAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gには、ちゃんと距離指標もついている。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G Special Edition
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G Special Edition
も、レンズ性能は同じ。
なにがスペシャルなのかというと、外見。
Special Edition の方は、懐かしいフォルムを再現したニコンDfのキットレンズとして作られたようで
Nikon デジタル一眼レフカメラ Df 50mm f/1.8G Special Editionキット シルバーDFLKSL
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大きな違いは、シルバーのリングがついていること。
古いニッコールレンズは、絞りリング、絞り環とよばれるシルバーのリングをくるくる回して絞りを変えていた。
以前使っていた、Aiニッコール50mmF1.4Sにも、このシルバー環があった。
今のカメラは、絞りをカメラ側で調整するので、現在のレンズにこの絞りリングはついていない。
でも、なんとなくこのシルバー環がかっこよく見えた。
Special Edition は、このシルバーのリングを再現したかたちだ。
当然、飾りであって絞りは変えられない。
今回、Special Editionにしたのも、別にDfで使うわけではないけど、なんとなくカッコよく見えたから。
Dfは持っていないけど、母が学生のころから使っていて製造から約半世紀経っても、まだまだ現役のニコンFにつけてみた。
やっぱり、このSpecial Editionの方を選んで正解だったかな。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G(Special Edition) フルサイズ対応
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