【2017年11月22日更新】
上野公園と、北区王子にある飛鳥山。
春の桜の時期は大変な人出で賑わう、言わずと知れた桜の名所です。
しかし、秋にも咲く桜、十月桜もあります。
十月桜(ジュウガツザクラ)
バラ目バラ科サクラ属、ジュウガツザクラ。
江戸時代後期から栽培されている桜で、春と秋の2回花を咲かせます。
秋は10月下旬から12月まで咲いていることが多いようです。
春の方が、少し大きな花を咲かせます。
花言葉は「神秘的な心」「寛容」。
上野公園
上野公園の十月桜は、清水観音堂のすぐ横にあります。
一見すると区別つきにくいですが、ちゃんと案内札が付けられています。
毎年、この時期になると「咲いたかな〜」と近くを通るたびに見るのですが・・・
一輪咲いているのを見つけました。
(2017年10月27日撮影)
気づく人もいなく、みな横を通り過ぎて行くなか、少しプチ花見をしましたw
飛鳥山公園
王子に来たついでに、飛鳥山公園にも見に行ってみました。
場所は、飛鳥山公園の遊具やD51機関車、都電などが置かれている児童エリアのとなりの広場。
つぼみもたくさん付けています。
上野公園よりもたくさんの花を付けていました。
(2017年10月26日撮影)
春の桜と違い、一度にわっと咲く桜ではないのでボリュームはありませんが、ちょっとづつ花を付ける桜も、これまた気品が漂う感じがします。
どちらの十月桜も、12月頃まで楽しめそうです。
季節外れの、お花見をちょっとしてみるのもいいかもしれません。
追記:上野公園の十月桜(11月22日撮影)
開花から1ヶ月ほど。近くを通ったついでに上野公園の十月桜を再び見て来ました。
上野の森美術館で開催されている「怖い絵」展の行列が十月桜をぐるっと取り囲むように並んでいますが、あまりみなさん桜が咲いているのに気がついていないご様子。
しかし、「怖い絵」展、平日なのに80分待ちとは、すごいですね。
1ヶ月前に比べて、たくさん咲いていました。見頃を迎えたようです。
ちょうど、後ろのイチョウの葉の黄葉とのコントラストが綺麗です。
夢中になって写真を撮っていると、外国の旅行者の方から話しかけられました。
旅人「なんの花ですか?」
僕:「十月桜という、桜の花ですよ」
旅人:「今、咲くんですか?」
僕:「春と秋の2度花をつけるんですよ」
旅人:「こんな季節に、桜が見られるとは思ってもいなかった!ありがとう!」
良いご旅行を