お出かけいく

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子どもと、お出かけ行く(育)。30代パパによる、子供に何事もリアルに体験させてみようという試み。

選挙立会人経験者が語る選挙について。ちょっとした選挙の裏話。投票済証明書などなど

 今回は、選挙について。

 

最近、選挙についてのテレビ報道や、選挙カーをよく見かけるのもあってか、我が家の4歳児も「センキョってなに?」と聞いてきました。

「みんなでルールを決めましょう。こうしていきましょう。という事を決めるみんなのリーダーたちを選ぶことだよ。名前やグループの名前を紙に書いて・・・」

と、説明してもイマイチわからないと思うので、衆議院選挙投票日当日(2017年10月22日)の朝一番に、一緒に投票所へ行って来ました。

 

実はパパは、20代のころ、若い人に選挙に関心をもらってもらおうという自治体の選挙広報活動の一環で、若者?立会人として、何度か選挙の立会人(投票箱の前に座って監視する人)をさせてもらったことがあります。

その時の経験も踏まえて、今回は選挙について少し。

 

投票所に子供(小・中学生や十八歳未満)も同伴で入れるようになった

以前は投票所に入ることができるのは、選挙人(投票する人)投票の事務に従事する者監視する職権を有する者(立会人)警察官しか入ることができませんでした。

例外として投票所に入れる人は、選挙人に同伴する幼児や、やむを得ない事情がある者(自分1人で歩けない動くことができない人の介助人など)に限られていました。

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立会人をしていると、職員に呼び止められている親子を1日に何度も見かけました。。。

 

しかし、2016年6月の公職選挙法の改正で、子供たちにも選挙に関心をもってもらおうということで「選挙人の同伴する子供(幼児、児童、生徒その他の年齢満十八歳未満の者)も投票所に入ることができる」と変更になりました。

ぜひ、小・中高生や、十八歳未満のお子さんのいるご家族の、パパ・ママさんはお子さんと一緒に選挙へ行ってみてください。

 

投票日、1番最初の投票者になると、ある儀式がある。

自分も立会人になるまでは知りませんでしたが、投票日に1番目の投票者になると、「零票確認」といって、既に不正に票が投票箱に入れらていないか、投票箱の中を開けて見て確かめるという確認作業をしなければなりません(公職選挙法で決められています)。

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普通に考えれば、余計に少し時間をとられ面倒とも感じる確認作業ですが、この零票確認をしたいという人が多く、中には投票開始時間のはるか前から投票所に来て待っている人もいるほどです。

当然、1番最初の人しかこの確認作業はできないので、2番目3番目に来た人はこの儀式には参加できません(自治体によっては、数人で確認するところもあるらしいです)。

 

投票所には警察官が詰めている

先ほどの子供同伴で入れるようになったという所でも少し書きましたが、投票所には警察官が詰めています(いない場合もある)。

「え?警察官なんていたっけ?」と思う方も多いと思いますが、自分が立会人をしていた時も含め、制服の警察官がいたという記憶はありません。

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しかし、私服の警察官が不測の事態に備え、投票所のどこかに座っておられました(立ち歩いている時もあった)。一見すると、普通の選挙業務をする職員の方にしか見えません。

選挙というのは、それだけ重要ということですね。

 

 

投票をしたら、投票済証明証がもらえる

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投票を終え、近くにいる選挙業務をしているスタッフの方に言えば、投票済証明書がもらえます(一部の自治体では発行していないところもある)。

立会人をしていた時も、たまに、この証明書が欲しいともらっている方がいて、一体何に使うのかな?と毎回疑問に思っていました。

後に聞いところによると、一部の企業では、社員にちゃんと選挙に行ったかどうかの確認として投票済証明書を提出させる企業もあるとか。

 

提示で割引や特典が受けられる

最近では、投票済証明書を持っていくと、一部のお店やレストランで特典や割引(センキョ割)をしてくれるところなどもあります

  

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たとえば、今回の選挙では、ラーメンチェーンの一風堂さんは、投票所で発行の「投票済証明書」を提示すると「替玉」か「玉子」を無料でもらえるそうです。

www.ippudo.com

他にも、多くの店舗等で同様の選挙割(センキョ割)をしています。 

 

 

自分の将来だけでなく、子供たちの将来にも大きく影響する選挙です。忘れずに投票に行きましょう。

 長文、乱文、乱絵、失礼致しました。