国指定天然記念物 米原のヤエヤマヤシ群落
Yonehara Natural Monuments Group of Yaeyama Palm Trees
名も知らぬ遠き島より流れ着いた?ヤエヤマヤシ
まずは、入り口に設置されている説明を読んで少しだけお勉強です。
ヤエヤマヤシは世界中でも石垣島と、西表島だけに自生するヤシです。
ヤエヤマヤシの近い種類のヤシは中国や、フィリピン等には自生しておらず、ニューギニア周辺に分布しているそうです。
ニューギニアということは、オーストラリアの上あたりです。あんなに遠方から流れ着いたヤシノミが根付き進化した種ということでしょうか。
まさに唱歌に歌われたように
「名も知らぬ 遠き島より 流れよる ヤシの実ひとつ」(ひとつではないと思うけど)です。
プチジャングル探検を味わえる遊歩道
ヤエヤマヤシ群落は、遊歩道として整備されています。
案内によると、ヤエヤマヤシ以外にも、
- ハマイヌビワ
- コニシイヌビワ
- ホソバムクイヌビワ
- ショウベンノキ
- リュウキュウガキ(実は毒があるから食べられません)
- アカテツ
- フクギ
- ハブカズラ
- コミノクロツグ
- クワズイモ
- ミカワリシダ
- オオクサボク
- トウツルモドキ
などの熱帯植物が多数自生しており、まさにジャングルの中を行くようです。
熱帯植物が好きなパパも、ここは是非行ってみたいスポットとして楽しみにやってきました。
この日は小雨の降ったりやんだりと、あいにくの天気でしたが遊歩道はとても歩きやすく、探検気分が楽しめました。
高さ10m以上あるヤエヤマヤシ
2歳娘「あんなに高いよ!」と指差す先に、高さは約10m、高いもので15mほどのヤエヤマヤシがありました。
ビルの高さでいうと、4階から5階くらいでしょうか。確かに高いです。
中には、高さが20m〜25mほどになったものもあるとか(ビルの高さでいうと8階くらいでしょうか)。まさにバケモノですね。
お出かけした日は、風も強い日だったので、ヤシの大きな葉がわさわさと揺れ、大きな鳥が羽をはばたかせているような感じがしました。
駐車場からヤシノミ群落までは遊歩道を歩いて5分ほどです。意外とあっという間に着きます。
こちらは、クワズイモでしょうか。
葉っぱが大きいので、ちょっとした雨しのぎ(?)ができます。
里芋に似たイモができるそうですが、食用にならないことから、クワズイモという名がついたようです。
2歳娘曰く「トトロみたいでしょ?」と。
ちょっとしたジャングル探検気分があじわえました。
川平湾からも、そう遠くない場所にあります。
米原のヤエヤマヤシ群落
〒907-0451 沖縄県石垣市桴海
無料駐車場15台
新石垣空港から車で約25分
離島ターミナルから車で約35分