川平湾グラスボート
沖縄に来たら、スキューバダイビングはできなくともシュノーケリングくらいはしたいもの。
でも、今回は真冬にやってきたので、さすがに南国沖縄でも厳しいものがあります。
ましてや2歳児を連れての旅行なので、なおのことです。
それでも、沖縄の綺麗な海の底を見せてあげたい!ということで川平湾へ海の底がのぞけるグラスボートに乗りにやってきました。
ここ川平湾は、ミシュランで3つ星がついたとかで、混雑を覚悟してきましたが、冬は週末でも人が少ないようでした。
グラスボート
グラスボートを出す会社は2社あります。今回はちょうど時間もあった川平マリンサービスのグラスボートにしました。
船に乗り込むと、海底をのぞけるような構造になっています。
大人は座りながら、海の底を覗き込みことができます。
2歳児は、ひざの上に乗せて見せるか、立たせたままのぞけました。
それほど揺れる船ではないので、立ったままでも目を離さなければ意外と平気です。
もちろん、ガラスに隔てられているので、海の底に落ちることもありません。
船は出航して、少し沖に出ます(と、いっても、川平湾内です)。
乗船した日は、あいにくの曇天模様。
お天気が良く、日が差し込む日の方が、海底を望むのに適していると思われますが、どうでしょうか。
海の底の風景
2歳児「あ!大きなお魚!!」
曇天で心配していましたが、ちゃんと見えました。
うまく撮れませんでしたが、右下に黄色と黒の三角の魚、エンゼルフィッシュのような魚もいます。
ウミヅチョウチョウウオ(Chaetodon bennetti)と思われる黄色い魚が、カクレクマノミ(Amphiprion ocellaris)に、ちょっかいをだしています。
シャコ貝の群れと大きなサンゴ
シャコ貝の群れです。
2歳娘は「海の探検みたい!(ディズニーシーの海底二万マイル)」と大はしゃぎです。
シャコ貝は本来は群れることはないそうですが、近くに水産研究所があり、稚貝を養殖、研究などをして、海に放しているそうです。
というのも、沖縄ではシャコ貝は食用として人気があり、魚と違い動くことないシャコ貝は、乱獲で姿を消しつつあるそうです。
中央の黄色い魚はチョウチョウウオの仲間で、チョウハン(Chaetodon lunula)。チョウチョウウオの仲間はたくさんいるようです。
大きなサンゴです。この大きさになるのに数百年かかると説明していました。1年に1センチほどづつ大きくなるとか。
最近では、水温の影響や、赤土の問題、オニヒトデに食べられるなどで死んでしまうこともあるとか。
魚の名前は、撮った後で「海中大図鑑 沖縄の海(データハウス刊)」で見比べて調べました。
沖縄の海だけでも、こんなにいるの!?というくらいたくさん載っています。
もう少し詳しい解説などもほしいところですが、沖縄でダイビングやシュノーケリングをされる方や、沖縄の魚やサンゴを調べたい方には最適の一冊かもしれません。
海の底をのぞいている時、「(リトルマーメイド人魚姫の)アリエルいるんじゃない?どこにいるのかなー」とか、2歳娘にとっては、終始大興奮の30分でした。
下船してから、2歳娘は「もっとお魚見たい!もう1回乗りたい!帰りたくない!」の大荒れ。
たしかにこんどは、もっと海底が綺麗に見え、もう少しお魚がハッキリ見れるであろう、天気の良い日にまた乗りに来たいと思います。