今回は、東京駅のすぐそばにある、KITTE(キッテ)で行われている「香港ミニチュア展」へお出かけした記録です。
開催期間は、2017年9月29日(金)〜10月9日(月・祝日)まで、KITTEの1階アトリウムで無料で見ることができます。
香港で活躍するミニチュアアートの作家が作る、本物そっくりの今と昔の香港の姿をミニチュアでリアルに再現しています。
唐樓 中国式の低層建築
唐樓とは、中国南部で見られる低層の建築物。1階は主に商店が入り、2階以上が住宅になっているそうです。
車道には、2階建バスや
路面電車の、香港トラムが走ります。
よく見ると、たくさんの消防車や救急車が停まっています。火事でしょうか??
再定住団地の思い出
こちらは、作者にとって初めてのミニチュア作品で、2年間かけて作成したそうです。
かつて存在した、貧しい市民が暮らす再定住団地を再現したそうです。
両手に子供と手を繋ぎ、赤ん坊を背負った母親や
2、3階の住宅のベランダには洗濯物。1階の商店で買い物する客。
とても初めての作品とは思えない、クオリティです。
九龍城にあった庶民の店
以前香港に多くあった、日用雑貨や食品お菓子などが所狭しと置かれた商店。今ではスーパーやコンビニに代わり、多くは姿を消したそうです。
店主のおばちゃんと、お客がなにやら楽しげに雑談しています。
お店の外では、歯を磨く男性と、犬。
作者は子供の頃の記憶から、1980年代の情景をミニチュアで再現したそうです。
昔のおもちゃ屋
以前、九龍城の古い建物の階段下で営業をしていた、おもちゃ屋を再現したそうです。
店内にある玩具の中には、日本の玩具も多くあります。
イギリス統治下だった香港では、古く1960年代から日本のアニメや漫画も多く出回っていたそうです。
ロボコン、アトム、仮面ライダーや
おばQもいました。日本人にとっても懐かしさの感じる作品です。
仮設舞台で演じる伝統劇
昔の香港では娯楽が少なく、休みの日になると仮設舞台が組まれ、京劇などの伝統劇が上演されていたそうです。
舞台の横で、二胡や月琴などの演奏者がいたり
舞台の裏をのぞくと、道具や衣装などが置かれた楽屋も再現されています。
伝統的なお茶を楽しむ店
こちらは、香港だけでなく、中国や台湾にも行くと必ずある茶芸館ですね。
旅行に行くと必ず立ち寄りますが、お茶と茶菓子と、そしてゆっくりお話しを楽しむ文化。
日本にも、茶芸館のようなものがあるといいのですが。
道端の屋台
安くて美味しい、屋台飯。
屋台で好きな物を注文して、屋台の近くに用意された机で食べる。
こういったファーストフードが、日常にあるのが羨ましいです。
長寿を祝う宴
レストランで開かれた、長寿を祝う宴の様子を再現。
豚の丸焼きや、長寿を祈る桃饅頭などの伝統料理が並ぶ中に、ジュースのファンタもw
見ていてお腹がすく作品です。
ミニチュア制作実演会
開催中の土日に、ミニチュア制作実演会も開催しています。通訳の方もいて、質問などもできました。
10月1日、7日〜9日、14:00〜15:00と16:00〜17:00の2回開催予定。






50作品近くならぶ、香港ミニチュア展。
どれも素晴らしい作品ばかりで、見ていると実際に香港に行ってみたくなりました。
お気に入りの作品を撮ってインスタグラムに投稿すると、抽選で賞品が当たるキャンペーンもやっています。
近くにお出かけした際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
香港ミニチュア展
会場:キッテ(東京駅となり)
期間:2017年9月29日(金)〜10月9日(月・祝日)
時間:午前11時〜21時
www.odekakeiku.comwww.odekakeiku.com