今回は、千葉県我孫子市の「鳥の博物館」と手賀沼親水広場へお出かけした記録です。
鳥の博物館
我孫子市には、皇族出身で鳥類研究家であった山階芳麿(やましなよしまろ)が設立した山階鳥類研究所があります。
そのすぐ隣に設立されたのが、日本で唯一の鳥類専門の「鳥の博物館」です。
我孫子市が運営しています。
まず入ってすぐに、鳥の鳴き声が聞ける装置がありました。
4歳児も「この鳴き声、聞いたことがある!よく鳴き声するよね?」など、なかなか興味をもったみたいです。
鳥の剥製展示
この博物館の一番の見所は、鳥の剥製展示。
よく上野の国立科学博物館(科博)にも行きますが、鳥だけを見ると上野の科博を上回る展示数です。
鶏の仲間だけでも、こんなにいます。
こちらは、ヨタカ。
宮沢賢治の童話「よだかの星」に出てくるヨタカです。
「よだかは、実にみにくい鳥です」の出だしから始まる短編童話。
童話では、容姿が醜く鳥の仲間から嫌われいじめられて、最後は飛び続け燃えあがり星になったという少し切ない話でした。
今や上野動物園はじめ多くの動物園で人気の、あまり動かない鳥、ハシビロコウの剥製。
なんと、ハシビロコウの全身骨格標本(常設展示されていない)もあるそうです。
日本だけでなく世界中の鳥の剥製が展示されています。
体験学習室
剥製だけでなく、ジオラマ(生体展示)や化石、鳥が飛ぶ仕組みなどの展示も充実していますが、我が家の4歳児が特に興味をもったのがここ。
バードボックスと呼ばれる引き出しの中に、体験学習のツールが色々と詰まっています。
本物の鳥の翼や
鳥の名前(漢字)
ちなみに「鴇」は、なんて読むでしょうか?
ボードに書かれているヒントは、「日本では絶滅した鳥」。
でも、日本人なら誰もが知る有名な鳥です。
(答えは、最後に)
こちらはペリットと呼ばれる、鳥が消化できずに吐き出した物。
何を食べているかなどや行動範囲などを、手軽に知ることができるそうです。
野鳥の卵。
スズメは身近な野鳥ですが、卵はあまり見かけません。やはり小さいです。
こちらは、ジャイアントモアの大腿骨!
となりの図書コーナーでは、鳥の塗り絵もさせてもらえました。
手賀沼親水広場
鳥の博物館の前には、手賀沼親水広場があります。
すぐ横が手賀沼です。
ちょうど行った時は、野生の白鳥がいました。博物館の展示によると、以前飼育されていたものが野生化した白鳥だそうです。
すぐ横の東屋で、お弁当を広げて食べましたが、白鳥はおかまいなし。
お弁当を食べ終えた後、我が家の4歳児は、いつのまにか近くで遊んでいた小学生のお兄ちゃん達と一緒に遊んでいました。
どじょうがいる所を見せてくれるそうです。
小学生のお兄ちゃん達曰く、白鳥は野生なので、あまり近づき過ぎたりちょっかい出すと、くちばしで突っついてきて、とても痛いとか。
ともあれ、のどかな親水広場でした。
親水広場のすぐ横には、新鮮野菜などが買える農産物直売所「あびこん」や、橋を渡って手賀沼の対岸に行くと「道の駅沼南」などもありドライブにも最適です。
「鴇」の読み方ですが・・・
正解は↓
「トキ」でした。
この剥製は、1926年(大正15年)に長野県の現在の佐久市で捕獲された、トキだそうです。
我孫子市 鳥の博物館
〒270-1145 千葉県我孫子市高野山234-3
開館時間:9:30〜16:30
休館日:月曜日(祝日の場合は次の平日)、年末年始、館内整理日
入館料:高校・大学生200円 一般300円
中学生以下と70歳以上無料