先日、古いハードディスクを整理していたら、12年ほど前に、中米を1ヶ月ほど1人旅をしていた時の画像が出てきました。
チチェン・イツァー
知人に話すと、今ではピラミッドに登れないなど当時とは、だいぶ様子が変わっているご様子。ぜひその時の写真をあげてみたら?というので、今回は番外編で、少しばかりアップしてみます。
2004年はじめ、メキシコ、キューバ、ベリーズ、グアテマラを1ヶ月かけて無計画の1人旅。
デルタ航空で、成田からアトランタ経由でメキシコのカンクンまで往復で4万円切るという破格の値段でした。もちろんタックス以外は、サーチャージとかもまだない時代。しかもマイルもたまり、成田〜カンクン往復のマイルで、成田〜台湾往復に行けるという、今では考えられないチャンスでした。
マヤ文明については、中学の時に叔父からもらった「神々の指紋」を読んで以来、ずっと行きたかった憧れの場所です。
マヤ文明の聖地のひとつ、チチェン・イツァーは、カンクンからバスで日帰りできます。
カスティーヨ ククルカンの神殿
エルカスティージョ
スペイン語で「城」という意味だったかと思います。完成は9世紀初頭。この神殿は4方に階段があり、各階段は91段。つまり91(段)×4(方)=364。これに、階段を上がった頂上の1段を足して、1年365日になります。
また、北側の階段の装飾の、蛇頭ククルカンが「春分の日」と「秋分の日」に影になって現れるという、マヤ文明の天文学、建築技術のレベルの高さが凝縮されている神殿です。
一説によると、2020年3月20日の春分の日、マヤ暦では人類滅亡の日(?諸説あり?)とされているそうですが、マヤ暦でも「春分の日」は特別な日なのでしょうか。
かなり急な階段で、はいつくばって登る人も。登るとジャングルに囲まれた遺跡を一望できます。
西側、球戯場とジャガーの神殿です。
東側、戦士の神殿です。
今では、神殿に登ることができないそうなので、今となっては見る事のできない景色です。
階段を登りきった上にある、神殿の中の一部にも当時は、入れました。
神殿内の石柱に掘られていた、ケツァルコアトル(農耕をつかさどる蛇神ククルカン)かな??詳細不明。。
中学時代に「神々の指紋」を読んでいたので、ちょっと知識はかじっていて興味深かったです。
球戯場
球戯場
壁の上部にある、輪にゴムのボールをくぐらせて競うというゲームだったようです。ゲームといえども宗教儀式。勝ったチームのキャプテンは神に捧げられたとか;。
ツォンパントリ
球戯場の横にある台座。ここで骸骨を大衆にさらしていたとか。様々な表情の骸骨が彫られています。
セノーテ
各遺跡にある聖なる泉、セノーテです。こちらは、ユカタン半島の最大の規模です。
日照りの時期には、若い女性を人身供養として投げ入れていたとか。同時に様々な貴金属も投げ入れられたようです。
戦士の神殿
戦士の神殿
神殿の上段には、チャクモールという心臓を捧げた像があります。
石柱が取り囲むので「千本柱の神殿」とも呼ばれています。
マヤの天文台 カラコル
カラコル
カラコルとは、カタツムリの意味。高度な天文知識を持っていた、マヤの天文台だったと推測されています。現在の天文台の観測台と似ています。天文台の台座の正面は金星が最も北に沈む方向。
久々に、少し調べて思い出しながら書きましたが、けっこう面白かったので、また時間をみつけては、他の遺跡や、グアテマラやキューバなどの記事も書いてみたいと思います。「神々の指紋」も、また読み返してみたくなりました。