今回は高尾山に行く前に読んで、参考になったガイドブックや本の備忘録です。
日帰りで気軽に登れる高尾山とはいえ、やはり少し事前学習をしていくと、高尾山を何倍も楽しめます。
絵本「高尾山の木にあいにいく」文:ゆのきょうこ 絵:陣崎草子(理論社)
まずは、絵本です。
4歳娘に、高尾山について興味を持ってもらえそうな本はないかなと探している時に見つけた1冊。
主人公は、植物に詳しいおじいさん。高尾山の原生林の森でどんな木々や植物、動物に会えるのか、おじいさんが教えてくれます。
植物の話だけでなく、ちゃんと高尾山の名所・見所も出てくるので、高尾山に行った時に「ここ絵本にあったよね?」と再認識できるのも良いです。
絵本では、6号路から登り、4号路を下って帰ります。どちらも自然観察には最適な登山道です。
普通に通っていては気づきにくい、高尾山の植物の見所を、子供だけでなく大人にもわかりやすく解説している素敵な絵本です。
電車で行こう! ショートトリップ&トリック! 京王線で行く高尾山!! (集英社みらい文庫)
電車で行こう! ショートトリップ&トリック! 京王線で行く高尾山!! (集英社みらい文庫)
- 作者: 豊田巧,裕龍ながれ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: 新書
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以前、電車の中で熱心に読んでいる小学生がいて気になっていた本。
高尾山だけを解説している本ではありませんが、京王線について、小学生にもわかりやすく解説している小説です。
急勾配の高尾山ケーブルについてや、京王線と井の頭線のレール幅(軌道幅)の違いから、以前は別会社だったと解説してる点など、大人でも勉強になります。
ブラタモリ8 作者:NHK「ブラタモリ」制作班(KADOKAWA)
皆さんご存知、NHKの「ブラタモリ」で放送したものをまとめた本。8巻で「高尾山」を収録。
さすがは「ブラタモリ」。「高尾山の自然」についてあまり関心ない人へも、興味をもってもらえるような解説をしています。
「ブラタモリ」で知るまでは気付かずに通っていましたが、1号路の浄心門付近、左右の緑の濃さが異ります。その理由など、あらかじめ学んで知っておくと実際に行った時に、より興味を持って高尾山を楽しめます。
そのほか、高尾山がここまで人気になった理由の1つ、廃線になった御稜線のヒミツなども解説。
「高尾山の自然図鑑」前田信二著(メイツ出版)
ポケット版 ネイチャーガイド 高尾山自然図鑑 (ポケット版ネイチャーガイド)
- 作者: 前田信二
- 出版社/メーカー: メイツ出版
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: 単行本
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「ポケット版」と記載されているように、大きさも気軽に持ち運びできるB6サイズの自然図鑑。
高尾山の自然観察の本は、たくさん出ていますが、この本は登山路のコースごとに見られる植物をまとめていたり、見られる時期なども記載されており何かと便利です。
ちなみに、この本は電子版のキンドル版もあり、Kindle読み放題「キンドルアンリミテッド」の対象本になっています(2017年11月現在)。
1ヶ月の無料体験でも、全ページ無料で読めるので、試してみるのもいいかも。
まるっと高尾山 こだわり完全ガイド スタジオパラム著(メイツ出版)
ついでに、こちらもKindle読み放題対象になっている書籍(2017年11月現在)
高尾山のガイドブックです。
書籍版の判型はA5。持ち運びに適したコンパクトなサイズでありながら、高尾山から小仏峠へ至る道や、景信山、陣馬山などの登山道もガイドしています。
その他にも「食事処」やお土産情報もあますところなく網羅。
巻末には十数ページ程ですが「高尾山の自然図鑑」も収録しています。
るるぶ 高尾山 (JTBパブリッシング)
毎度おなじみの「るるぶ」です。
こういった雑誌系のガイドブックでは、奥多摩や秩父と一緒くたにされそうな(実際にされてきた)「高尾山」ですが、この本では「高尾山」のみを扱っています。
この本が一番手に入れやすく、ビジュアル的に読みやすい方も多いと思います。
高尾山だけでは歩き足りない人向けに、甲州街道の大垂水峠、小仏城山から相模湖、八王子城、景信山、陣馬山、南高尾山稜のコースまでも紹介。
実際に登山するにはもう少し詳しいガイドや、地図が必要になってくるとは思いますが、「るるぶ」とはいえ、なかなかあなどれません。
「るるぶ」らしく、近隣の八王子や立川のガイドも収録しています。
他にも載せておきたい書籍があるのですが、長くなったので、とりあえずこの辺までで。また余力があれば、追記更新するかもしれません。