今回は、くもん出版の日本将棋連盟監修「NEWスタディ将棋」について
以前、小学1年生の甥っ子くんにプレゼントした、くもんの「スタディ将棋」がとても気に入ってもらえたようなので、少し早いかなとは思いつつも、我が家の4歳娘にもプレゼントしてみました。
箱には「あそべるめやす 5さい以上」と書かれていますが、4歳でも楽しめました。
駒の動きがわかるガイドつき
この将棋の最大の特徴は、全ての駒に、その駒が動ける方向が示されていることです。
初めて見た時、なんと邪道な将棋駒だろうと少し思ってしまいましたが、意外とこれが子供には取っつきやすいようです。
それと、漢字の下には読み仮名も付いています。
王「おう」に対して、玉「ぎょく」
すこし特殊な動きをする「桂馬」もこの通り。わかりやすいです。
もちろん成った駒にも、動きのガイドがついています。
「龍」(飛車が成った駒)は、示す矢印だけでも、いかにも強そうに見えますw
駒台
駒を収納する箱は・・・
ひっくり返して、盤の横に置くと駒台(取った駒を置いておく台)になります。
パパが子供の時に使っていた将棋は、駒を入れるケースが駒台にならなかったので、盤の横に、無造作にじゃらじゃらと置いてやっていました。
やはり駒台があると、それだけでも形になりますし、自分も相手も何の駒を持っているのか明確にわかります。
駒台は、駒を収納して盤に入れてしまうことができます。
将棋盤に全て1つに収納できるので、おかたずけや、持ち運びも容易です。
「ちょっと近所のおじいちゃん家で将棋してくる!」なんて理想的な光景を思い描いてしまいますw
付属の解説書も素晴らしい
スタディ将棋には、解説書が付いています。
基本的な駒の動きやルール、攻め方、守り方などなどなど、小学生低学年なら1人で解説書を読みながら将棋を学べます。
もし親御さんが将棋できなくても、親子で将棋を学べそうです。
詰将棋もあります。
さすがは、くもんです。薄い解説書ですが、とても良く出来ています。。
歩なし将棋
スタディ将棋の解説書で紹介されていたのが「歩なし将棋」
ふつうの将棋の配置から「歩」だけを外して対戦します。「歩」がない以外は、通常の将棋と全く同じルールです。
先手の4歳娘は一手目を「1一香ナリ」。
うむ、なるほど。飛車角落ちでやっているのですが、なかなか良い手ですww
「歩なし将棋」は、歩がないことで、すっきりとした配置となり、いきなり一手目から取ったり成ったりできるので、小さい子や超初心者にはより刺激的で楽しめる遊び方なのかもしれません。
将棋倒し
くもんの「スタディ将棋」は希望小売価格3,200円と低価格の値段設定ですが、駒は木製です。
ちゃんと駒が自立します!
ということは・・・正式な遊び方ではありませんが・・・将棋倒しもできます!
将棋で頭を使うことに少し疲れたら、こんどは将棋倒し。
これはこれで、すごく集中力のいる遊びです。
子供も大人もハラハラ、ドキドキ
中学生棋士藤井聡太四段も使っていた、くもんのスタディ将棋
甥っ子くんたちにプレゼントして半年後、初対局してみると5歳の甥っ子くんも、なかなかの腕前。
後世恐るべし・・・
最近知りましたが、今話題の藤井聡太七段(2018年6月現在)も、このくもんの「スタディ将棋」を使って将棋を覚えたそうです。
若き天才と言われた、谷川九段も、羽生名人も、そして藤井四段も、親御さんは将棋をしていなかったそうです。
子供が興味を持った時に楽しめる程度に、将棋を指してみるのがいいかもしれません。