7月23日「文月ふみの日」
7月23日は、「文月ふみの日」
7月の旧称を「文月(ふづき、ふみつき)」と呼ぶことと、「2(ふ)3(み)」の語呂とを合わせて、旧郵政省が記念日に制定。
写真は、新型コロナウイルス感染症による学校の休校中に、毎日看護師の仕事に出るお母さんへ、娘からの感謝の手紙。
一字一字、色を変えて書いたようです。手書きの紙の手紙は、その気持ちが現れやすいですね。
和風月名 なぜ7月は「文月」と書くのか?
さて、前回(前日)は、中国発祥の暦「二十四節気」について少し触れたので、今回は、月の和暦「和風月名」について少し。
和風月名とは、あまり日常で使わないせいもあってか、思い出すのに「睦月、如月、弥生・・・」とついつい全部言ってしまわないと思い出せないアレです。
- 1月・・・睦月(むつき)
- 2月・・・如月(きさらぎ)
- 3月・・・弥生(やよい)
- 4月・・・卯月(うづき)
- 5月・・・皐月(さつき)
- 6月・・・水無月(みなづき)
- 7月・・・文月(ふみづき)
- 8月・・・葉月(はづき)
- 9月・・・長月(ながつき)
- 10月・・・神無月(かんなづき)
- 11月・・・霜月(しもづき)
- 12月・・・師走(しわす)
この月名は、日本で作られ日本でしか使われていない(いなかった)ものです。
よく、「10月の神無月は、出雲の国に神様が集まるから、神様がいなくなるので神がい無い月と書く(逆に、出雲では神在月)・・・」
「12月は、師匠も走っているほど忙しいから・・・」
等々言われるように、各月の名称には由来があります。
では、7月はなぜ「文月」と書くのでしょうか?
諸説ありますが・・・
七夕の短冊に、願い事や、歌などの文を書くことから・・・というのが有力のようです。
その願い事も、元々は、七夕の短冊に学業や書道の上達の願いを書くというのが一般的だったそうです。そして織姫が機織りが得意だったこともあってか、七夕飾りのそばに、願い事がかなうようにと筆や墨、硯を一緒にお供えするという風習もあったとか。
他にも、稲穂が膨らむ月だから、「ふくみ月」が転じて、というのもあります。
ここまで書いたら、他の月の由来も書かないといけない気もしますが、もう家族が起きてくる時間なので他の機会に譲ります。
類似した記念日
- 4月20日「郵政記念日」
- 10月9日「世界郵便の日」
- 11月2日「習字の日」「書道の日」
- 12月21日「回文の日」
他
7月23日その他の主な記念日
- 大暑(例年7月22日・23日)
- 天ぷらの日
- 鮮度保持の日
- カシスの日
- 米騒動の日
- 2021年東京オリンピック開会式(予定)
この記事は、インスタグラムで、その日の記念日などに関連した写真を毎日あげている「今日は何の日」のスピンオフ記事です。
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