7月19日「やまなし桃の日」
今日、7月19日は、「やまなし桃の日」。
7月19日は平年だと、1月1日元旦から数えてちょうど200日(二百日)めにあたり
「百」を「もも」と呼ぶ事と、山梨の桃の出荷時期に当たることから、全国一の生産量を誇る山梨の山梨果樹園芸会が、記念日に制定。
写真は、近所のよく買い物をする八百屋さんに並んでいた山梨産の桃。
桃の都道府県別の生産量は
(2018年農林水産省)
- 山梨県・・・39,400トン(シェア35%)
- 福島県・・・24,200トン(21%)
- 長野県・・・13,200トン(12%)
以上の3県で、全国の約7割のシェアを占めています。
桃と人との古い関係
桃と人類との文化的な関係も古く、中国最古の詩集と言われてる「詩経」(約3千年前?)にも桃の詩が残っています。
「桃夭」
桃之夭夭 灼灼其華
之子于帰 宜其室家
桃之夭夭 有蕡其実
之子于帰 宜其家室
桃之夭夭 其葉蓁蓁
之子于帰 宜其家人
詩経[西周]
桃の夭夭(ようよう)たる 灼灼(しゃくしゃく)たる其(そ)の華(はな)
この子ゆき帰(とつ)がば 其の室家(しつか)に宜(よろ)しからん
桃の夭夭(ようよう)たる 有蕡(ゆうふん)たる其の実
この子ゆき帰(とつ)がば 其の家室(かしつ)に宜しからん
桃の夭夭(ようよう)たる 其の葉 蓁蓁(しんしん)たり
この子ゆき帰(とつ)がば 其の家人(かじん)に宜しからん
娘が嫁ぐことを、桃の花、桃の実、桃の葉に喩え、娘の幸せの行末を祈った詩。
韻を見事にかけていて、読んでいて心地よく素敵な詩です。
日本でも「古事記」に、イザナギの命が「黄泉の国」から逃げる時、追ってくる醜女(女鬼の類い)に対し、その場になっていた桃の実を投げつけて退散させたとあります。
その功績で、桃は「意富加牟豆美命(おおかむつみのみこと)」という神名を賜り、これからも困った人を助けるようにとイザナギに命じられ、桃は邪気を払う果物とされてきました。
新型コロナウイルスの新規感染者が再び増加傾向にある昨今、桃を食べて疫病退散と、少しあやかりたい気もします🍑
類似した記念日
- 3月3日「桃の日」雛祭り桃の節句より。どちらかというと花の方。
- 7月4日「梨の日」
- 7月27日「スイカの日」
7月19日その他の主な記念日
- カープ黄金時代の幕開けの日
- サイボーグ009の日
- 女性大臣の日
- 戦後民主主義到来の日
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