巣鴨地蔵通り商店街とすがもん おばあちゃんの原宿は、今や若者も集う街
今回は、巣鴨地蔵通りへ、ふらっと立ち寄ったお出かけ記録より。
おばあちゃんの原宿と名高い、巣鴨地蔵通り商店街。
パパも10年ぶりくらいに来てみてビックリ、今や若者(この表現からおやじ確定)も集う街へと変貌していました。
変貌と書きましたが、街自体はそれほど変わっているわけではありません。
すがもん
巣鴨に若者を呼び寄せているのに一役買っているのが、巣鴨地蔵通り商店街のイメージキャラクターであり、おもてなし委員長の、すがもん。
「鴨の国」からやってきた男の子。身長100センチ。
あたまの先のまるく盛り上がっているのは、寝ぐせだそうです。
初めて見た時、おじいちゃんかと思いましたが、年齢は12才とのこと。
我が家の4才娘が、すがもんの首にかかっているのを手にして「これなーに?」と疑問に思っていました。
みかんと、鳥のようです。
なぜみかん?と疑問に思っていたら、いただいたすがもんの名刺に
好きな食べ物:みかん 他 商店街のおいしい食べもの。
嫌いな食べ物:ネギ
と書かれていました(笑
ネギが嫌いなのは頷けますが、なぜ、みかんの産地でもないのに、みかんが好きなのかは不明。
すがもんの、ふわふわのおしりに触ると、恋が実るという都市伝説もあるとか。
商店街の入り口付近に、何かのお堂があると思ったら、すがもんのおしりでした。
名刺にも「すがもんのおしり」も触りに来てね!と書かれていました。
もちろん、おじいちゃん、おばあちゃんが触ってもいいみたいですよ。
とげぬき地蔵尊 高岩寺
巣鴨にお年寄りが集まる要因にもなった、とげぬき地蔵。
とげぬき地蔵でいただいた縁起によると・・・
御影
その昔、小石川に住む田村という人の妻が重い病気で床に伏していた。
田村氏は日頃信仰する地蔵尊に、妻の病気平癒の祈願をつづけていた。
ある夜、夢に出て来た僧のお告げにより、地蔵尊の御影をつくり1万枚を両国橋から流した。すると夫人の病気が癒えたという。
その御影を毛利家の女中で、口にくわえていた針を誤って飲み込み苦しんでいた女に飲ませたところ、飲み込んだ針が地蔵尊の御影をついて出て来たとのこと。
とげぬき地蔵尊御縁起抄より要約
祖父母の家が、とげぬき地蔵のわりと近くにありますが、母も叔父も子供の頃、とげぬき地蔵のお札を飲まされたそうです。
その飲むお札「御影」を、今でもいただくことができます。100円。
中には、5体の御影が入っていました。のどに棘がささったときに試してみます。
洗い観音
境内で行列の、洗い観音。
悪いところに水をかけて、みがくと良くなると言われていますが、以前は若い人が並ぶのは少し珍しいようでした。
ずいぶんと昔、一度並んで磨かせてもらったことがあるのですが、自分の前に並んでいたおばちゃんに「おにいちゃん、若いのに悪いところでもあるの?(笑」とニコニコと話しかけられたがありました。
今や、若いカップルがデートで来て、堂々と磨ける観音さまのようです。
気になってしまう個性的なお店の看板
巣鴨地蔵通り商店街は、目を引く看板やネーミングのお店が多いです。
「巣鴨で1番のズボン屋」ズボン・・・も気になります。
「巣鴨の楽パン」とも書かれていました。
上の「プルメリア」という名(ハワイを代表する花の名前)のカフェも少し気になります。ハワイ風のカフェなのでしょうか。
「巣鴨で北海道」です。
こちらは有名な、日本一の赤パンツのお店。入るのにもなかなか勇気がいります。
我が家がお昼に入ったのは、巣鴨地蔵通り商店街のはずれ、庚申塚前にある
「昭和歌謡ショー」という名のラーメン屋さん。
お客さんにあわせて昭和歌謡を流してくれる少しユニークなお店で、化学調味料を一切使わないラーメンと、ユーモアでホスピタリティーあふれるご主人とで、子供にも優しいラーメン屋さんでした。ごちそうさまです。
やはり、おばあちゃんの原宿の一面も。お年寄り目当てに、お決まりの街頭インタビューもしていました。
訪れた休日は、子連れのファミリー(まぁ、うちもそうです)、若いカップル、欧米系の外人さん等々、おばあちゃんだけの原宿ではなくなっているようです。
とても楽しい巣鴨地蔵通り商店街でした。