今回は、立体バベルの塔を見にお出かけした記録です。
芸大のバベル展
東京都美術館で開催されている、ブリューゲルの「バベルの塔」展(2017年4月18日〜7月2日、大阪国立国際美術館:2017年7月18日〜10月15日)
少し見に行ってみたかったですが、連日盛況で大変混んでいる様子なので、4歳児を連れては無理と判断しあきらめていました。
しかし、東京都美術館のすぐそばの国立東京藝術大学(芸大)で、東京都美術館の「バベルの塔」展開催時期にあわせて、「Study of BABEL」展を開催しています。
精巧な立体バベルの塔が見られるとのこと
しかも入場料無料。
場所は、東京藝術大学COI拠点 Arts Science LAB1F
ちょうど国立国会図書館付属の国際子ども図書館の真横です。
立体化「バベルの塔」
さてさて、どんなバベルの塔がみられるのでしょう・・・
こちらが、立体ブリューゲルの「バベルの塔」。
画像だと、どうしても平面に見えてしまいますが、これは絵ではなく立体模型です。
高さは3m以上はありそうです。
なんでも、ブリューゲルの「バベルの塔」に描かれている、平均的な大きさの人間の身長を170センチと仮定して算出すると、だいたいのバベルの塔の高さがわかるそうで、その高さは約510m!
スカイツリー(634m)より、少し低いくらいですね。
今回の作品は、その約150分の1のスケールで再現したそうです。
当時の建築技法は、木材で足場を組んでレンガをはめこんでいくという方式。
立体模型で見ると、よりリアルに感じます。
模型の身長170センチとすると、バベルの塔がいかに大きかったかがわかります(バベルの塔自体は伝説ですけどね)。
物資を持ち上げるクレーンでしょうか。
パパは子供の頃、模型少年だったのですが、かなり精巧な作りに感激しました。
動く人
塔の中の人を見てみると・・
気づきましたか? 動いています。
ずっと、見ているといろいろな人が出てきます。
塔の中の様子が液晶で表示されて、いろいろな人が働いている様子が見て取れます。
バベルではたらこう
そしてあなたも、バベルの塔で働くことができます!
就職方法は簡単。
顔をスキャンして登録するだけ。
すると、あなた(登録された顔を持つ人)が、どこかに映し出されて働いています!
我が家のママさんも登録してみましたが、もともと顔が小さいせいか探すのが大変でした(笑
バベルの塔の映像
立体バベルの塔の裏は、暗室になっていて、中に入ると
プロジェクションマッピングで映し出された、ブリューゲルの「バベルの塔」。
全体的に働く人が動いていたり、雷がなったり、約3分間のバベルの塔の映像が見られます。
バベルナイト ヒカリのアート・プロジェクト
開催中4回、金曜の夜開館します。
ヒカリのアート・プロジェクトの最終は6月30日(金)。
「バベルの塔の雲」のうちわをいただきました。(先着5,000名予定)
そして、東京都美術館から芸大COI拠点 Arts Science LAB1F までの道のりに、バベルの塔の灯りが並びます。
クローン文化財
最新の科学調査で明らかになった組成分布や用いられている材料をもとに、色味、質感、筆のタッチ、凹凸までを忠実に再現した「バベルの塔」のクローン(高精細複製画)も展示(こちらは撮影禁止)。
会場の奥では、クローン文化財として制作された、法隆寺の釈迦三尊像も同時に展示されています。
すぐ間近に、見ることができます。
オリジナルを超える質感。こちらも、とても楽しめました。
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