今回は、千葉県の内房の鋸南町にある「道の駅 保田小学校」へお出かけした記録です。
場所は、千葉県安房郡鋸南町保田
木更津から館山へ向かう、富津館山道の途中にあります。
(インターからは、一度降りないと利用できません)
高速の富津館山道の鋸南保田IC出てすぐ。
または、三浦半島の久里浜と金谷を結ぶ東京湾フェリーの金谷港からも、内房なぎさラインを通って12分ほどです。
廃校の小学校をリノベーションした道の駅
ここは、実際に最近まで使われていた小学校が、道の駅になっています。
廃校を道の駅にしたケースは今までもあり、実際に廃校利用の道の駅へは行ってみたことがあるのですが、特にここの「道の駅 保田小学校」は成功している道の駅だとか。
それを聞いて、ずっと行ってみたかったので、木更津アウトレットへ買い物に行ったついでに立ち寄ってみました。
木更津のアウトレットからも高速を使えば30分ほどです。
美味しい学校 飲食店
道の駅へは食事目当てでよく訪れますが、ここは食事処がカフェを入れて4箇所もあります。
中国料理「3年B組」
名前が、いかにもですが、地元の中華料理の銘店がプロデュースしているそうです。
麺類が特におすすめだとか。
イタリア料理「Da Pe GONZO」
薪窯でピザを焼いて提供しているイタリアンです。
なんと薪窯は、保田小学校の建物の基礎の石を使用しているとか。
重みが感じられるピザかもしれません。こんど食べてみたいと思います。
里山食堂
こちらはメニューを見ると、地元の食材を使った定食類が豊富なようです。お昼もまだだったので入ってみることにしました。
せっかく学校にきたので、お目当は保田小給食(数量限定¥850)。
ですが遅く訪れたこともあり、残念ながら完売とのこと。
教室の後ろの黒板を利用したメニューの月間ランキング。
学校で実際に使われていたと思われる椅子。
よく見るとテーブル席も、学校で使う机の上に台を載せて、いい感じに大きな机として利用されています。
パパは、里山カレー(¥700)を注文。
4歳娘は、ミニ丼セット(温冷そば・うどん)¥1,000。
うどんと、本日のミニ穴子丼のセットです。
どの料理も小鉢が2品選べるのでボリュームがあります。
残さずに食べましょうw
お店の方に伺うと、やはり給食は人気メニューで週末は、いち早く品切れになってしまうとか。
Cafe 金次郎
食後はカフェ金次郎で、まきばのソフトクリーム(¥350)とコーヒーを購入。
こちらは、何の部屋だったのでしょうか?
ドアの雰囲気から給食室でしょうか? 想像して見るのも楽しいです。
手作り感のあるロゴがまたいいです。
みんなの家庭教室
飲食店ではありませんが、こちらも気になりました。
中をのぞかせてもらうと、家庭科室の雰囲気そのままです。
料理教室とかに使われるのでしょうか?。
使えそうなものはそのまま残す、それもいいですね。
物販
道の駅で、もうひとつの大きな楽しみは、地元の特産や野菜などの物販。
里山市場 きょなん楽市
こちらは、見ての通り体育館をリノベーションしています。
体育館へ通じる屋根付きの渡り廊下で、雨でもぬれないのが懐かしくまた、うれしいです。
旬の野菜も豊富に取り揃えてありました。
やはり房総といえば、お花。
道の駅の物販にある規模としては、種類も豊富で、値段も手頃でした。
実家の母へお土産で持っていくと、通常の花より長持ちしたそうです。
やはり摘みたての新鮮なお花だったようです。
こちらの「道の駅保田小学校」で気づいたのは、他の道の駅に比べてオリジナルグッズが豊富なこと。
小学校をテーマにした、少しゆるいデザインでなんとなく手に取りたくなります。
1位、2位、3位の表彰台も活用されていました。
こういう表彰台は今でも本当にあるんですね。
自分の通っていた小学校にはなかった気がします。
買い物をしてもらった、ビニールにも学校をイメージしたオリジナルデザイン。
快 鋸南百貨店
こちらは「快 鋸南百貨店」。
鋸南町や房総の、雑貨やお土産を取り扱っています。
少し引いて見ると、商品をのせている台は、跳び箱でした。
高く開放的な天井です。
この鋸南百貨店は、もともとは昇降口だったとか。
よく見ると、下駄箱も陳列台になっています。
この壁にかけられているのは何だろう?と思ったら、体育館の床板だそうです。
こどもひろば PLAY ROOM
こちらは屋内の子供の遊び場。
ジャングルジムやボールプール、あと図書館に置いてあったであろう本もあります。
靴をぬいで、おもいっきり楽しめる、遊び場です。
利用時間9:00〜18:00。無料。
学びの宿
ここの道の駅には、教室を改築した宿泊施設もあります。
まちのコンシェルジュという観光案内所が宿泊施設のフロントにもなっています。
まさしく学校の廊下ですが、ドアの一つ一つが個室になっています。
こちらは、教室の前方の雰囲気を残した部屋。畳ベットと、ソファもあります。
こちらは、教室の後方の部屋。
料金は、どちらのタイプも大人1名4,000円、小学生1名3,200円、幼児(3歳〜)1名2,000円、3歳未満無料で泊まれるようです。
これとは別に団体用の大部屋もあります。
先ほどの廊下の反対は、開放的な縁側になっています。
懐かしの平均台や、大きな机など日中は誰でも使えるようですが、夜間は宿泊者の専用スペースになります。
もちろん宿泊施設があるということは、入浴施設もあります。
温泉ではありませんが、日帰り入浴もできるようです。
その他の施設
音楽室
音楽活動やダンスなどの稽古、ミニコンサートにも使える予約制の音楽室です。
まちのギャラリー
絵画や写真、アート作品の展示会や、会議などでも使えるスペース。
廃校になった小学校ですが、有効的にリノベーションされ、千葉県内外からも多くの人々に利用される道の駅として生まれ変わっています。
きっと卒業生もうれしいのではないでしょうか。
大人も子供もとっても楽しめた道の駅でした。
また近くに行った際は、是非立ち寄りたいと思います。
道の駅 保田小学校
〒299-1902 千葉県安房郡鋸南町保田724
TEL:0470-29-5530
営業時間:9:00〜18:00
年中無休