お出かけいく

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子どもと、お出かけ行く(育)。30代パパによる、子供に何事もリアルに体験させてみようという試み。

西表島 キッチンイナバ オーナーの人柄の伝わるやさしい味のお店

西表島の夕飯はキッチン イナバへ。

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ごめんなさい、あまり下調べも予約もせずに行ったのですが、西表島の飲食店の中でも、とても有名なお店の1つだそうです。

開店間もない18時過ぎに行きましたが、ほぼ満席です。

トゥドゥマリ浜といい、どこも人がいなかったのに、どこから皆さん来るのでしょうか。と思ってしまうほど。

少し待って、座敷席に案内していただきました。

 

カムイ(リュウキュウイノシシ)

西表島にもイノシシがいます。

地元ではカマイと呼ばれる、リュウキュウイノシシです。

カマイの狩猟期間は11月〜2月のため、特にこの時期は、カマイ料理が食べられます。

 

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イノシシと野菜のちゃんぷる ¥1,500

以前にイノシシは、何度か食べたことがありますが、独特の匂いがぬけないものや、硬いものもありました。

 こちらのカマイは、臭みはなく、硬くもなく、とても美味で、イノシシと言われないとわからないほどです。

他に、イノシシのタタキや、イノシシ汁などもありました。

 

ところで、おおきく脱線しますが、カマイって、北海道のアイヌの神様を意味するカムイに似ているような。

アイヌのカムイの化身はクマのことだけれど、東北北部の青森などで縄文の昔に行われていたであろう、アイヌのイヨマンテのような儀式では、カムイの化身は猪だったらしいと、ある物の本で読んだことあります。偶然なのでしょうか。

そんなことを思いながら、カマイ料理をいただきました。

www.odekakeiku.com

 

 

ノコギリガザミ

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ガザミパスタ ¥1,800

マンゴグローブに多く生息している大型のカニ。

 

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甲羅が厚くとても硬いですが、味はとても良かったです。

 

お子様プレート

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ボリューム満点のお子様ランチです。

どれも美味しく、ちゃんと作ってあるお子様ランチでした。

「あんがまー」と書かれた手作りの旗がなんともいえません。

アンガマとは、八重山地方で伝統行事の一つで老人、老婆のお面をつけて家々をまわるお祭りだったと思います。

2歳娘には、この旗がどはまりだったようで、お土産で持ち帰ることにしました。

 

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我が家のダイニングには、今でも、あんがま〜が食卓を見守っています。

 

キッチンイナバの由来

店名の由来の説明がありました。

「イナバ(稲葉)」とは、浦内川の上流にかつて実在した集落の名前で、お米のよくみのる村だったそうです。

オーナーの故郷だそうですが、今では廃村となりジャングルに覆われているとか。

いつまでも、故郷を忘れまいと、お店を「イナバ」という名前にしたのだそうです。

食事中、オーナーは三線でミニライブをしてくれました。

デンサー節、とても良かったです。

オーナーの人柄の伝わる、やさしい味のお店でした。

また西表に行った時は、訪れてみたいと思います。

ごちそうさまでした。

 

www.odekakeiku.com

 

キッチンイナバ KITCHEN inaba

〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町上原742−6

TEL:0980−84−8164

定休日:月曜日

営業時間:11:30〜14:30 18:00〜22:30