江戸流しびな 雛人形と願い事を隅田川の流れに託して
今回は、2017年2月26日(日)東京マラソンの日に、第32回江戸流しびなへお出かけした記録です。
場所は、かつて大川と呼ばれた隅田川。浅草駅そばの吾妻橋親水テラス近辺です。
12時開始と聞いて、11時半ごろに行ってみましたが、もうすでに雛飾り船が配置についていました。
カモメたちも今や遅しと、見守っているようです。
流しびな
専用の流しびなは、当日でも1個800円で販売しています。(売り切れ次第終了)
流しびなと、ひなあられ、ひなまつりもの知りBOOKのお土産付きです。
お願い札に願い事を書いて、雛人形にセットします。
(あとで知りましたが、願い札を完全に中に入れてしまうのが正しいようです。)
振袖さんによるハト型風船の放天
浅草名物 振袖さんと、記念撮影をさせてもらいました。
振袖さんは、平成6年に浅草の町おこし(今と違って活気がなかった)のために浅草おかみさん会が中心になって作られたそうです。
いろいろなイベントに呼ばれて、場を盛り上げてくれています(芸者さんとは違います)。
振袖さんと浅草観光連盟会長をはじめ、みなさんによるハト型風船の放天で、いよいよお雛様を隅田川へ流します。
ちなみに、このハト型風船は水にも溶ける紙でできていて、環境対策がとられているそうです。
流しびな
雛飾り船の滑り台から、ぞくぞくとお雛様が隅田川へ流れて行きます。
岸からも、スライダーのような滑り台で、お雛様を滑らせて隅田川に流して行きます。
我が家の4歳娘の番になりました。
さてさて、うまく流せるでしょうか。。。
勢いよく滑りだして行きました!!
無事に着水!と思いきや・・・ひっくり返ってしまったようです。
でも、裏返しになっても、お雛様の絵が描かれていました(ひっくり返ってしまった時ようの配慮ですね)。
流し終えて帰ろうと思ったら、娘の流し雛の願い札が落ちていました。途中で宙に舞って足元へ戻って来てしまったようです。
願い札は、立てるのではなく、どうやら中に入れてしまうのが正しいようです。
ゆらりゆらりと流れていく、幾千もの流し雛を見つつ、会場を後にしました。
流し雛:ひな祭りの原型。もともとは紙や草木で作った人形(ひとがた)に、子供の無病息災、無事に育つことを祈り、川や海に流していたのがはじまり。現在も日本各地に残る。
源氏物語にも出てくることから、1000年ほど前の平安時代には既にあったとのこと。