お出かけいく

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子どもと、お出かけ行く(育)。30代パパによる、子供に何事もリアルに体験させてみようという試み。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G 単焦点レンズのすすめ

単焦点レンズのすすめ

「一眼レフを買ってみたけど、思っていたよりうまく撮れない」と何度か言われたことがあります。

カメラの設定任せに全てオートで撮っているなど、いろいろ原因はあると思うけど、一眼レフを買った時に付いているキットレンズで、色々ためして撮ってみたけどいまひとつ、と思ったなら単焦点レンズをおすすめします。

単焦点レンズのデメリットというか不便な点は、当たり前だけど、焦点距離がレンズで決まっていること。

18mm〜55mmなどのズームレンズとは違い、35mmレンズなら35mmでしか撮れない。

でも、単焦点レンズの欠点はそれだけだと思う。

極端な例を言うと、メガネの人もコンタクトの人も、そのレンズは、たぶん単焦点レンズ。近くに寄って見たい時や、逆に引いて見たい時、体や頭を寄せたり離して見ているのと同じのような・・・。

 

単焦点レンズの魅力

ズームレンズに比べて・・・

  • F1.4やF1.8など明るいレンズが多く、よりぼかして撮ることができる、室内などの暗いところでも撮れる。
  • 比較的、軽いのが多い。
  • 比較的、安価なものが多い(ものすごく高いものもるけど)。
  • 何よりも描写力が高い!!

 それと、焦点距離が固定なのを、欠点、デメリットと書いてしまったけれど、実はこの決まった焦点で、いかに自分の満足いく写真が撮れるかという、少し高度な遊び(?)を覚えると、これもまた奥深さが知れておもしろいのであります。

ズームができないので、自分の意図する構図にするために自分も動いて撮ることが多くなるので、被写体に向き合う時間が自然と長くなります。それが写真の良い勉強になる気がします。

特に、子供を単焦点レンズで撮るときは、子供と一緒になって動いて撮ることが多くなるので、子供と一緒にそのシーンに溶け込んだような、一体になったような、良い写真が撮れることが多いです。

 

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

f:id:odekakeiku:20161222033129j:plainNikon D90 / AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G / 35mm / F1.8 1/100 秒 / ISO400 /

2009年の発売当初から持っていたレンズで使用頻度も高かったけど、見返して見ると子供ができてからの方が、より出番が多くなったような。

F1.8と明るいので、室内でも手持ちでフラッシュなく撮影できる。

 

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Nikon D5300 /AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G / 35mm / F2.2 1/60 秒 / ISO800 /

 

そしてキットレンズのズームレンズでは、だせないボケ味。

出版社に勤めていた頃、取材でズームレンズを多用していたけど、構図が決まってからは、(DX機を使用している時は)このレンズで詰めて撮って、結局はこのレンズで撮った写真を採用していたことも多かった。

 少し絞って撮ると、意外にシャープで描写が美しい。

なによりこのレンズは、かなりリーズナブルで新品でも3万円を切る。

しかも重さは200gと、とても軽量でコンパクト。

ポートレートでは、50mm(35mm判で75mm)も好きでよく使うけど、35mm(35mm判で52.5mm)は風景撮影にも適しているので常用レンズにも最適。

 

Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用

Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用

 

 

 

 

少し残念なのは、距離指標がないこと

大変クオリティの高いレンズだけど、ただ一点、難点をあげるならば、距離指標がないこと。

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ミラーレスのレンズや、最近のDXでエントリーのズームレンズには、距離指標(距離目盛)がないのは多いけど、せっかくのNIKKOR単焦点レンズという名門で距離指標がないのは、個人的に少し寂しいような。

オートフォーカスが当たり前になって、距離指標はいらないでしょ。どうせ見ないでしょ。という判断からなのかもしれないけど。

一眼レフ持ち始めたころ、その意味はまだ詳しくわからなくても、距離指標がくるくる回ることにワクワクしていた人は、自分だけではないはず。

 

最近のカメラは、AF追尾とかの機能もあるけど、動いている子供(特に、走ってこちらに向かってくる子供)を、置きピン(あらかじめピントを決めて置くこと)で撮る時などは、距離指標はとても便利な目安になる。

 

より求めやすくコスト削減のために、しかたなく距離指標を外したのかもしれないけど、このレンズより希望小売価格が低く設定されている AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gには、ちゃんと距離指標がついている。

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 上の距離指標の画像は、自分が所持している50mm special editionのタイプだけど、もちろんノーマルのタイプにもついています。

 

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G フルサイズ対応 AF-S 50/1.8G

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G フルサイズ対応 AF-S 50/1.8G

 

 機能面だけのことではなく、見た目にも、距離指標がないと少しチープなレンズに見えてしまうような。

 

 

以前、とあるメーカーの方に「最近は、一眼レフのお客さんでも利便性を求める方が多いので、単焦点レンズは実はあまり売れていないんですよ」と、聞いたことがある。

 でも、ズームレンズでは得られない描写とボケ味、そして決まった焦点で作り込む楽しみ。

 

ズームレンズもよく使うけど、やっぱり単焦点レンズって、おもしろいですよ。

 

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