2019年は、5月11日(土)10:00〜15:00 開催予定です。
今回は、広島県廿日市市玖島にて2017年5月13日に開催された
「くじまの森 自由なマーケット」へお出かけした記録です。
「くじま」とは?
広島市に隣接し、世界遺産「安芸の宮島」があることで知られる廿日市市(はつかいちし)。
その廿日市市の山の中、大峰山のふもとに玖島と呼ばれる地区があります。
大峰山
史跡八田家長門門と米倉
玖島には歴史民俗資料館や、史跡登録されている「八田家長屋門と米倉」など歴史ある佇まいも残っています。
玖島地区は2017年現在、491世帯962人という人口1000人にも満たない過疎地域です。
保育園も、小学校も、コンビニもなくなってしまったそうです。
そんな玖島に「年に1度でいいから人を集めたい」と、2013年から地元の若手有志が中心となって開催しているのが、くじまの森 自由なマーケットです。
会場は、楢原の交差点から旧玖島小学校までの道沿い約400mの間に多くのお店が集います。
自由なマーケット
自由なマーケットです。多種多様なショップが、1日だけ立ち並びます。
手作りのアクセサリー類や日用品から
手作りのガラス工芸品などなど。
日光に反射する光が綺麗です。
こちらはグラスアートのワークショップ。まるでステンドグラスのようです。
ここ廿日市市は、けん玉の発祥地。けん玉の上手な子たちが多くて驚きです。
玖島に店を構えるオリジナル家具、オーダー家具のお店Rags-to-richesの店内。
玖島で製作された木工品と、帆布製品のショップも。
タグには、「ヤマサキ帆布店 made in KUJIMA」と記載されています。
オーダー、セミオーダーの帆布製品を製作販売しています。
こちらは、コンビニの跡地(現在はヒロホー株式会社)。
上田宗箇流お茶席
戦国期から江戸初期にかけて、武将、造園家、茶人として活躍した上田宗箇(うえだそうこ 1563〜1650)は、晩年、現在の廿日市市内で余生を送りました。
元コンビニの店内がお茶席に。史跡の八田家を望みながら、お抹茶をいただけます。
外では、淹れたてのコーヒー(200円)や、綿菓子(100円)など
おとなりでは、本格イタリアンの出店もありました。
旧玖島小学校
2015年、142年の歴史に幕を下ろした玖島小学校。
閉校したとはいえ、校内はまだ雰囲気そのままです。
元給食室と食堂を利用したカフェ玖島学園
くじまの森開催中だけでなく、月に1度オープンしているようです。
少し、あの頃に戻ったような気がします。
ミカル プラス クラリネット(仮)のライブ
ライブをして会場の雰囲気を盛り上げていたのが、ミカル プラス クラリネット(仮)のみなさん。
ふだんは、アコーディオン、パーカッション、チューバのトリオで活動されていますが、今回はクラリネットもプラス。
くじまの森の各所で、何度も素敵な演奏を披露。
演奏されていたシャンソンが、不思議とKUJIMAの空の下にマッチしていました。
くじまの森
例年5月の連休後の土曜に開催
場所:広島県廿日市市玖島