お出かけいく

お出かけいく

子どもと、お出かけ行く(育)。30代パパによる、子供に何事もリアルに体験させてみようという試み。

Kindle Unlimited解約方法。解約しても丸一ヶ月は使える。 キンドル アンリミテッド無料体験。

Kindle Unlimited解約方法。 キンドル アンリミテッド無料体験。

 

以前記載した、アマゾンのKindleの電子書籍約17万冊が読み放題になるKindle Unlimited。 

 

www.odekakeiku.com

amazonアカウントを持っていれば誰でも初月は1回のみ無料で体験できますが、解約手続きをしておかないと、無料体験終了後すぐに料金が発生します。

実用書や児童書もあってキンドルアンリミテッドは意外と良いと記載しておきながら、解約方法までは記載していなかったので、今回は簡単に解約方法について。

 

 

Kindle Unlimited解約方法

f:id:odekakeiku:20171029232311j:plain

まずは、amazon.co.jpのサイトのトップに行き

〜さんの

アカウント&リスト」または、「アカウントサービス」から

お客様の Kindle Unlimited」をクリック

 

f:id:odekakeiku:20171029232316j:plain

まだ、解約手続き前だと。

請求ステータスのところに、会員サービスに更新される日付が記載されています。

このままだと、無料期間終了後、料金が発生してしまうので

Kindle Unlimited会員登録をキャンセル」をクリック。

 

 

f:id:odekakeiku:20171029232321p:plain

「メンバーシップを終了してもよろしいですか?」の確認画面が出てくるので

解約する場合は「メンバーシップを終了」をクリック。

これで更新されることはなく、料金が発生しません。

 

 

無料期間終了前に解約しても丸一ヶ月は使用できる

f:id:odekakeiku:20171029232324j:plain

解約手続き後、「メンバーシップを管理」のところで「カードへの課金は発生しません」と記載されます。

 

「メンバーシップを管理」のところでも終了の日付が確認できるように、無料期間終了前に解約手続きをしても丸一ヶ月は使用できます

もし解約手続きを忘れてしまいそうで心配な方は、無料体験の手続きをしたら、解約手続きも同時にしておきましょう。

 

やっぱり、会員登録を継続したいと思ったら、「Kindle Unlimited会員登録を継続」をクリックするのみ。

 

 

Kindle Unlimited無料体験を1ヶ月使用してた感想

正直言うと試す前は、周囲の人々からKindle Unlimitedについて、あまり読み放題のものは少ないので使えない等の酷評を聞いていました。

でも、徐々にKindle Unlimited対象書籍が増えて来たからでしょうか、個人的には思ったより読めるものがあったかなという印象をもちました。

中には、発売したばかりの新刊の雑誌もKindle Unlimitedになっているのもありました。

 

ただ、1ヶ月はあっという間です。頑張って読もうと思って落としてみるも、ほとんど読まないor全く読まないのも多々ありました。

それでも、トータルで三十冊ほどは読めた(目を通した)でしょうか。

これで月額980円が安いか高いかは、個人差があると思います。

 

今後、おもいっきり時間がとれる時(入院とか)が来たら、月額980円を払ってKindle Unlimitedで読み漁ってみたいと思います。

 

 

 

www.odekakeiku.com

 

古代アンデス文明展へ行ってみた。ナスカ、インカ帝国、Andesオリジナルグッズまで。上野国立科学博物館

今回は、上野の国立科学博物館で開催されている「古代アンデス文明展」へお出かけした備忘録です。

 

古代アンデス文明展

「太鼓を鳴らし〜 ケーナを吹いて〜♪ 行列が行く緑の谷へ〜♪

真っ赤な仮面〜 綺麗なポンチョ〜♪(中略)

ほーらほーら踊れ〜♪ 今日は祭り〜アンデスの春〜♪」

個人的なことですが、小学生の頃「アンデスの祭り」という曲を音楽で習い、軽快な音楽と歌詞で、アンデスに対し少し華やかなイメージを持ち

中学の頃に流行った「神々の指紋」という古代文明を扱ったノンフィクションを読んで、謎が多くも高度な文明を持っていたアンデスに対し興味を持っていました。

 

f:id:odekakeiku:20171027223533j:plain
f:id:odekakeiku:20171027223306j:plain

今まで科博では、「シカン展」(1994年)「ナスカ展」(2006年、2008年)や「インカ展」(2009年、2012年)などアンデスにかかわる特別展を開催してきましたが、今回がアンデスプロジェクトの最終章という位置付けのようです。

 

f:id:odekakeiku:20171027220544j:plain

今回は、各章ごと年代の古い順から、「カラル文化」、「チャビン文化」、「ナスカ文化」「モチェ文化」、「ティワナク文化」、「ワリ文化」、「シカン文化」、「チムー文化」、「インカ帝国」とアンデス文明を代表する9つの文化を紹介しています。

展示品は一部をのぞいて撮影できるのですが、残念ながら個別の展示品の写真はインターネットに公開できない(展示物の所蔵が科博のものではないので、各々に許可が必要になるため)ので恐れながら(恥ずかしながら)拙い絵などで、おおまかに記載します。

 

 第1章 アンデスの神殿と宗教の始まり

カラル文化

f:id:odekakeiku:20171028075018p:plain

「線刻装飾のある骨製の笛」 先土器時代後期

アンデスでは音楽は神へのささげものと考えられていました。

ペリカンの骨製で、猿や鳥、ネコ科の動物紋様が彫られています。

真ん中の穴に口をつけて両側の穴を塞いで音色を調整したようです。

 

 

第2章 複雑な社会の始まり

チャビン文化

f:id:odekakeiku:20171028081329p:plain

「テノンヘッド」 チャビン文化 形成期後期(前900年〜前500年)

神殿にはめられていた石の頭像。神殿の儀礼に参加した者が幻覚剤でネコ科動物に変容して行く感覚を体験する様子ではないかと考えられているとか。

 

第3章 さまざまな地方文化の始まり

ナスカ文化

f:id:odekakeiku:20171028082736j:plain

ナスカの環境は極端に雨が少なく、農地には適さず、干ばつの影響を受けやすい土地でした。多くの色を使用した土器や織物などのすぐれた装飾品が多く作られていたようです。

ナスカといえば、ナスカの地上絵ですが、以前は天体に関連したものを描いていたのではないかと考えられていましたが、現在の有力な説は、雨乞いの儀式のために描かれたのではないかと考えられているようです。

 

第4章 地域を超えた政治システムの始まり

シカン文化

f:id:odekakeiku:20171028084004j:plain

シカン(月の神殿の意味)文化は、黄金の冠を発見した南イリノイ大学の島田泉教授によって名付けられました。

シカン文化の特徴は、大量の金属製品が出土しているところ。

優れた金属精錬技術と灌漑農業で、シカンは巨大な富を生み出したそうです。

 

 

第5章 最後の帝国ーチムー王国とインカ帝国

インカ帝国

f:id:odekakeiku:20171028103947p:plain

インカ帝国のキープ

文字を持たなかったインカ帝国では、情報の伝達手段にキープと呼ばれる紐の結び目を使った記憶装置を使っていました。

紐の色や、結び目の位置などで十進法を用いて数字をあらわしていました。

情報を記録したキープを、シャスキと呼ばれる飛脚たちがインカ道を走ってリレー方式で、帝国の各地の都市と情報連絡をとっていたようです。

 このキープを、読解したり作成したりする専門の役人もいたそうです。

 

 

アンデスお土産物ショップ

 さてさて毎度お楽しみのお土産ショップですw

f:id:odekakeiku:20171028102056j:plain

アンデス展オリジナル豆皿

豆皿は、わかりますが・・・

 

f:id:odekakeiku:20171028102101j:plain

アンデスのラーメン丼???

う〜〜ん、アンデスの謎の1つです。

 

f:id:odekakeiku:20171028102104j:plain

こちらは、アンデスオリジナルキューピー

 

f:id:odekakeiku:20171028102107j:plain

古代アンデス文明展とキャンディショータイムのコラボ商品

今回展示されている作品と、ナスカの地上絵がモチーフになっています。税別650円。

 

 

f:id:odekakeiku:20171028102126j:plain

ちょっと気になる、チャンカイ人形のレプリカ像。

 

f:id:odekakeiku:20171028102130j:plain

やっぱり人気のナスカの地上絵。

ナスカの石は、ナスカ平原の石に一個一個丁寧にナスカの地上絵を手彫りしたそうです。

 

f:id:odekakeiku:20171028102122j:plain

ナスカの地上絵のハチドリが、さりげなく胸にあしらわれたパーカー(でも、後ろは大きくANDESと絵が記載されていました)。

 

f:id:odekakeiku:20171028102152j:plain

ナスカの地上絵プリントクッキー。

 

f:id:odekakeiku:20171028102158j:plain

おすすめは、インカコーラです!(税別130円)

以前、飲んだことがあるのですが、黄金色のコーラです。味はコーラ??というような甘くてミステリアスな味がします。

たしかアマゾン(ネットの方)では、もう少し値段が高かった気がするので、迷ったら買いです。

 

古代アンデス文明展、東京の国立科学博物館での開催期間は、2017年10月21日〜2018年2月18日まで。

その後は、全国をまわる予定だそうです。

実物の展示品、黄金の装飾品を見にぜひお出かけされてみてはいかがでしょうか。

 

 

マチュピチュをまもる?アンデス文明5000年の知恵 (月刊 たくさんのふしぎ 2013年 10月号)

マチュピチュをまもる?アンデス文明5000年の知恵 (月刊 たくさんのふしぎ 2013年 10月号)

 

 福音館さんから出ている、毎度お馴染みの月刊誌「たくさんのふしぎ」シリーズ。

小学生向けの雑誌ですが、マチュピチュ、インカ帝国についてかなり詳しく踏み込んでいます。インカ帝国の地震対策や、インカ道についてなど、大人でも「へぇ〜」と思える内容ばかりです。予習に良い一冊。

 

 

長文、乱文、乱絵、失礼失礼致しました。

  

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

 

秋に咲くさくら 十月桜が咲いたよ。上野公園、飛鳥山公園。

【2017年11月22日更新】

 

上野公園と、北区王子にある飛鳥山。

春の桜の時期は大変な人出で賑わう、言わずと知れた桜の名所です。

しかし、秋にも咲く桜、十月桜もあります。

 

十月桜(ジュウガツザクラ)

f:id:odekakeiku:20171027232356j:plain

バラ目バラ科サクラ属、ジュウガツザクラ

江戸時代後期から栽培されている桜で、春と秋の2回花を咲かせます。

秋は10月下旬から12月まで咲いていることが多いようです。

春の方が、少し大きな花を咲かせます。

花言葉は「神秘的な心」「寛容」。

 

 

上野公園

f:id:odekakeiku:20171027233433j:plain

上野公園の十月桜は、清水観音堂のすぐ横にあります。

 

f:id:odekakeiku:20171027233444j:plain

一見すると区別つきにくいですが、ちゃんと案内札が付けられています。

 

f:id:odekakeiku:20171027233447j:plain

毎年、この時期になると「咲いたかな〜」と近くを通るたびに見るのですが・・・

 

f:id:odekakeiku:20171027233450j:plain

一輪咲いているのを見つけました。

(2017年10月27日撮影)

気づく人もいなく、みな横を通り過ぎて行くなか、少しプチ花見をしましたw

 

 

飛鳥山公園

f:id:odekakeiku:20171027234010j:plain

王子に来たついでに、飛鳥山公園にも見に行ってみました。

場所は、飛鳥山公園の遊具やD51機関車、都電などが置かれている児童エリアのとなりの広場

 

f:id:odekakeiku:20171027234615j:plain

つぼみもたくさん付けています。

 

f:id:odekakeiku:20171027234639j:plain

上野公園よりもたくさんの花を付けていました。

(2017年10月26日撮影)

 

春の桜と違い、一度にわっと咲く桜ではないのでボリュームはありませんが、ちょっとづつ花を付ける桜も、これまた気品が漂う感じがします。

どちらの十月桜も、12月頃まで楽しめそうです。

季節外れの、お花見をちょっとしてみるのもいいかもしれません。

  

追記:上野公園の十月桜(11月22日撮影)

開花から1ヶ月ほど。近くを通ったついでに上野公園の十月桜を再び見て来ました。

f:id:odekakeiku:20171122210624j:plain

上野の森美術館で開催されている「怖い絵」展の行列が十月桜をぐるっと取り囲むように並んでいますが、あまりみなさん桜が咲いているのに気がついていないご様子。

しかし、「怖い絵」展、平日なのに80分待ちとは、すごいですね。

 

f:id:odekakeiku:20171122210612j:plain

1ヶ月前に比べて、たくさん咲いていました。見頃を迎えたようです。

 

f:id:odekakeiku:20171122210531j:plain

ちょうど、後ろのイチョウの葉の黄葉とのコントラストが綺麗です。

 

f:id:odekakeiku:20171122210621j:plain

 夢中になって写真を撮っていると、外国の旅行者の方から話しかけられました。

旅人「なんの花ですか?」

僕:「十月桜という、桜の花ですよ」

旅人:「今、咲くんですか?」

僕:「春と秋の2度花をつけるんですよ」

旅人:「こんな季節に、桜が見られるとは思ってもいなかった!ありがとう!」

良いご旅行を

 

 

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

選挙立会人経験者が語る選挙について。ちょっとした選挙の裏話。投票済証明書などなど

 今回は、選挙について。

 

最近、選挙についてのテレビ報道や、選挙カーをよく見かけるのもあってか、我が家の4歳児も「センキョってなに?」と聞いてきました。

「みんなでルールを決めましょう。こうしていきましょう。という事を決めるみんなのリーダーたちを選ぶことだよ。名前やグループの名前を紙に書いて・・・」

と、説明してもイマイチわからないと思うので、衆議院選挙投票日当日(2017年10月22日)の朝一番に、一緒に投票所へ行って来ました。

 

実はパパは、20代のころ、若い人に選挙に関心をもらってもらおうという自治体の選挙広報活動の一環で、若者?立会人として、何度か選挙の立会人(投票箱の前に座って監視する人)をさせてもらったことがあります。

その時の経験も踏まえて、今回は選挙について少し。

 

投票所に子供(小・中学生や十八歳未満)も同伴で入れるようになった

以前は投票所に入ることができるのは、選挙人(投票する人)投票の事務に従事する者監視する職権を有する者(立会人)警察官しか入ることができませんでした。

例外として投票所に入れる人は、選挙人に同伴する幼児や、やむを得ない事情がある者(自分1人で歩けない動くことができない人の介助人など)に限られていました。

f:id:odekakeiku:20171022020022p:plain

 

立会人をしていると、職員に呼び止められている親子を1日に何度も見かけました。。。

 

しかし、2016年6月の公職選挙法の改正で、子供たちにも選挙に関心をもってもらおうということで「選挙人の同伴する子供(幼児、児童、生徒その他の年齢満十八歳未満の者)も投票所に入ることができる」と変更になりました。

ぜひ、小・中高生や、十八歳未満のお子さんのいるご家族の、パパ・ママさんはお子さんと一緒に選挙へ行ってみてください。

 

投票日、1番最初の投票者になると、ある儀式がある。

自分も立会人になるまでは知りませんでしたが、投票日に1番目の投票者になると、「零票確認」といって、既に不正に票が投票箱に入れらていないか、投票箱の中を開けて見て確かめるという確認作業をしなければなりません(公職選挙法で決められています)。

f:id:odekakeiku:20171022024130p:plain

 

普通に考えれば、余計に少し時間をとられ面倒とも感じる確認作業ですが、この零票確認をしたいという人が多く、中には投票開始時間のはるか前から投票所に来て待っている人もいるほどです。

当然、1番最初の人しかこの確認作業はできないので、2番目3番目に来た人はこの儀式には参加できません(自治体によっては、数人で確認するところもあるらしいです)。

 

投票所には警察官が詰めている

先ほどの子供同伴で入れるようになったという所でも少し書きましたが、投票所には警察官が詰めています(いない場合もある)。

「え?警察官なんていたっけ?」と思う方も多いと思いますが、自分が立会人をしていた時も含め、制服の警察官がいたという記憶はありません。

f:id:odekakeiku:20171022031753p:plain

しかし、私服の警察官が不測の事態に備え、投票所のどこかに座っておられました(立ち歩いている時もあった)。一見すると、普通の選挙業務をする職員の方にしか見えません。

選挙というのは、それだけ重要ということですね。

 

 

投票をしたら、投票済証明証がもらえる

f:id:odekakeiku:20171022084900j:plain

投票を終え、近くにいる選挙業務をしているスタッフの方に言えば、投票済証明書がもらえます(一部の自治体では発行していないところもある)。

立会人をしていた時も、たまに、この証明書が欲しいともらっている方がいて、一体何に使うのかな?と毎回疑問に思っていました。

後に聞いところによると、一部の企業では、社員にちゃんと選挙に行ったかどうかの確認として投票済証明書を提出させる企業もあるとか。

 

提示で割引や特典が受けられる

最近では、投票済証明書を持っていくと、一部のお店やレストランで特典や割引(センキョ割)をしてくれるところなどもあります

  

f:id:odekakeiku:20171022035303p:plain

たとえば、今回の選挙では、ラーメンチェーンの一風堂さんは、投票所で発行の「投票済証明書」を提示すると「替玉」か「玉子」を無料でもらえるそうです。

www.ippudo.com

他にも、多くの店舗等で同様の選挙割(センキョ割)をしています。 

 

 

自分の将来だけでなく、子供たちの将来にも大きく影響する選挙です。忘れずに投票に行きましょう。

 長文、乱文、乱絵、失礼致しました。

マリモは何物?なぜ丸いのか?阿寒湖だけでなく山中湖や琵琶湖にも生息?企画展「マリモの謎」科博

今回は、上野の国立科学博物館で開催されていた企画展「マリモの謎 どこからきたのか?なぜまるいのか?」へお出かけした記録です。

(開催期間:2017年8月22日〜10月9日。もう終了しています。)

 

f:id:odekakeiku:20171021124221j:plain

子供の頃、北海道のお土産でマリモをもらって以来、長年の謎であったマリモ。

マリモは何物なのか?という疑問に対し、少し謎が解けてとても楽しめた企画展だったので備忘録として残します。

 

マリモ発見120年?

f:id:odekakeiku:20171021223845j:plain

科博のパンフレットにも「マリモ発見120年」と記載されていましたが、1897年(明治30年)に、札幌農学校の学生だった川上瀧彌氏が発見し発表したそうです。

今年(2017年)はちょうど、マリモ発見120年だそうです。

 

f:id:odekakeiku:20171021224906j:plain

とはいえ、実はそれよりも前の明治27年(1894年)に阿寒湖で採取された標本も展示されていました。当時は関心がもたれず、発表にいたらなかったそうです。

そもそも、アイヌの人々はそれらよりも以前に当然マリモの存在は知っていただろうし、 マリモ発見120年という表記は、ちょっと?です。

 

マリモは世界中に分布

f:id:odekakeiku:20171021124317j:plain

マリモの生育地は、北海道の阿寒湖だけではなく、国内では青森や、山中湖、琵琶湖などにも生息。

海外でもロシアや北ヨーロッパを中心に、北米などにも分布しています。

ところが、直径10センチ以上にもなり、綺麗な球体をつくるマリモは、阿寒湖のマリモだけだそうです。

(アイスランドのミーヴァトン湖という湖にも大きな群生地があったそうですが、2014年に消滅してしまったそうです。)

 

マリモの故郷は日本

f:id:odekakeiku:20171031204822j:plain

世界中のマリモの遺伝子を解析してみたところ、塩基配列が異なる5つのタイプの遺伝子がみつかり、それらの元となる祖先型を含む3つの型が日本でもみられることから、マリモの故郷は日本だと推定されるそうです。

 

f:id:odekakeiku:20171021124319j:plain

そのマリモをロシアや北ヨーロッパ、北米に運んでいるのは、マリモを食べる白鳥などの水鳥ではないかと考えられているそうです。 

 

 マリモはなぜ丸い?

f:id:odekakeiku:20171021225445j:plain

マリモの最大のミステリーは、なぜ阿寒湖のマリモだけ、あんなに大きく丸くなるのか?ということ。

 

マリモを守る。―若菜勇さんの研究

マリモを守る。―若菜勇さんの研究

 

企画展開催中に科博でも販売されていた児童書「マリモを守る」(理論社)に、さらにわかりやすく記載されていました。

 阿寒湖では、湖上を沖から北岸に向かって風が吹いています。それによって湖の中もゆらいでいます。でも、嵐でもないかぎり、マリモが岸に打ち上げられることなはなく、同じ地点におさまったまま、湾の中でゆれ動く水の力をかりながら自分も動くのです。そしてまんべんなく日の光があびられるようにだんだんと形もまるくなっていきます。

「マリモを守る。若菜勇さんの研究」P21 理論社

 

あの丸いマリモは1つの生物ではなく、藻の集まり。

阿寒湖の神秘的な丸いマリモは、阿寒湖の絶妙な水の動きがつくりだしているそうです。 

 

f:id:odekakeiku:20171021231809j:plain

半分に割ったマリモ

大きく育ちすぎると、マリモの中心まで光合成でつくった栄養が届かなくなり、中心から少しづつ枯れて、空洞になっていくそうです。

 

f:id:odekakeiku:20171021232101j:plain

巨大マリモ。阿寒湖産。

大人の顔ほどもあろうかというくらい巨大なマリモ。

今まで、見つかった最大のマリモは34センチとか(「マリモを守る」より)。

 

山中湖のマリモ

f:id:odekakeiku:20171021233033j:plain

山中湖のマリモ

富士五湖の1つ、山中湖には「フジマリモ」が生息しているそうです。

1956年に、地元では「ししのフン」と呼ばれていた小さなマリモを、東京から遊びに来ていた小学生が採集して育て、自由研究にまとめていたそうです。

現在、山中湖のマリモは糸状のみで丸いマリモは絶滅したのでは?と言われていたところ、当時のその小学生が採集した丸いマリモが、50年以上の月日が経ってもまだ生きており、2011年に国立科学博物館に持ち込まれました。

「幻のマリモ健在(夏休み研究で繁殖)」と新聞にも取り上げられたそうです。

その話は、「たくさんのふしぎ 富士山のまりも」(福音館書店)で絵本として出版されています。

富士山のまりも (月刊 たくさんのふしぎ 2014年 03月号)

富士山のまりも (月刊 たくさんのふしぎ 2014年 03月号)

 

 取り寄せて読んでみましたが、その小学生は、今は定年退職し50年以上前の自由研究の続きをしているとか。

 

マリモの奥深さが学べた、とても楽しい企画展でした。

 

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

 

スポーツ祭り 当日参加のプログラムで1日スポーツを楽しむ。国立スポーツ科学センター

今回は、10月9日(体育の日)にスポーツ庁他主催の、スポーツ祭りへお出かけした記録です。

 

スポーツ祭り

f:id:odekakeiku:20171020222211j:plain

場所は東京都北区にある国立スポーツ科学センターと、その周辺です。

 

小学生以上だと事前登録で、水泳(競泳)、射撃(光線銃)、フェンシング、レスリング、柔道などのオリンピック種目になっているスポーツの体験や教室に参加できます。

我が家のように未就学児がいる家族でも、当日参加できるプログラムがたくさんあり思いの外、楽しめました。

 

ボート体験

f:id:odekakeiku:20171020222552j:plain

まずは、オリンピックの種目にもなっているボート競技体験です。

 

f:id:odekakeiku:20171020222556j:plain

ボート競技の動きを陸上で体験できる、ローイングマシーン。

タイムと順位が、スコアとして表記されます。

 

f:id:odekakeiku:20171020222604j:plain

 

ちょうど、ボート競技でオリンピックに出たことのあるアスリートの方が実演してくれました。

「レディ・ゴー!」と皆一斉にスタートしても、元オリンピック選手は、なかなか漕ぎ出しません。

時間も残り半分となったところで、ようやく漕ぎ出したと思ったら余裕の1位でゴール!!

とても素早く、動きに無駄がありません。さすがです。

 

競技用車イス体験

f:id:odekakeiku:20171020223721j:plain

つづいて競技用車イス体験。

手袋をはめて、一生懸命まわします。

家族全員体験しましたが、これがなかなか見ている以上に難しいです。

思ったようにタイムが出せません;。

 

f:id:odekakeiku:20171020223724j:plain

最後は、指導してくれた安川裕里香選手と記念撮影。

安川選手は、東京マラソン車イス女子で優勝した、すごい人です。

 

3B体操

f:id:odekakeiku:20171020224555j:plain

オリンピック・パラリンピック種目以外のスポーツもたくさん体験できます。

子供から高齢者まで気軽に参加できる3B体操

 

f:id:odekakeiku:20171020224557j:plain

ボール、ベル、ベルターを使用する健康体操なので3B体操と言うそうです。

レクリエーション的な要素を取り入れ、誰でも楽しく参加できる体操でした。

 

スポーツ吹矢

f:id:odekakeiku:20171020225240j:plain

意外でしたが、吹矢も老若男女楽しめるスポーツでした。

我が家のママさんは、「教室に通いたいな〜」と大ハマりでした。

 

なわとび

f:id:odekakeiku:20171020225253j:plain

なわとびのアジア大会の数々の種目で優勝している、「柏なわとびクラブ」の選手の皆さんから直々に縄跳び指導を受けたり、一緒に跳んだり。

実は、縄跳びがうまく跳べない原因の多くは、縄の長さにあるとか。ふむふむ。

 

おもしろ自転車コーナー

f:id:odekakeiku:20171020225257j:plain
f:id:odekakeiku:20171020225300j:plain

我が家にも一台ほしくなるような、様々な種類のおもしろ自転車に乗ることができました。

 

カバディ

f:id:odekakeiku:20171020225320j:plain

インド発祥のカバディ。

「カバディ、カバディ、カバディ・・・」と連呼しながら競技する変わった種目ですが、すでにアジア大会では正式種目となっていて近い将来、オリンピック種目になるかもしれないそうです。

実は日本は、なんとカバディの強豪国の1つだそうです。

 

他にも、多くのスポーツを体験させてもらったスポーツ祭りでした。

2020東京オリンピックまで残り約1000日。

なにか、家族全員で続けられるスポーツでもはじめてみようかな。

 

www.odekakeiku.com

www.odekakeiku.com

千駄木 菊美せんべい総本店 ハッピーターンの元祖?「めずらしせんべい」

KIKUMI SENBEI

今回のおやつは、古い街並みが残る谷根千千駄木にある、菊見せんべい総本店さん「めずらしせんべい」です。

 

菊見せんべい総本店

f:id:odekakeiku:20171006231605j:plain

菊見せんべい総本店の創業は明治8年(1875年)。創業140年を越す老舗のお煎餅屋さんで、近くに住んでいた森鴎外や夏目漱石もひいきにしていたそうです。

雰囲気の良い古風な感じのお店で、この日もついつい足を止めて中を覗く外国のお客さんと出会いました。

 

場所は、東京メトロ千代田線千駄木駅」からすぐのところにあります。 

 

f:id:odekakeiku:20171006231611j:plain

こちらのお煎餅(1枚55円〜)は、形が四角形です。

長年の疑問だったので、お店の方に理由を聞いてみると

「丸いお煎餅は上品な感じ。それに対し、四角いお煎餅は庶民的だから」とのこと。

または、「円は天、地は方(天円地方)」という陰陽道の思想からとも。

ともあれ、どれも美味しいお煎餅ばかりです。

 

お煎餅屋さんですが、パンやサンドイッチも販売しています(ない時もあり)。

 

めずらしせんべい

f:id:odekakeiku:20171006231625j:plain

今日のお目当のお煎餅は・・・

少し中に入ったところにありました。

 

f:id:odekakeiku:20171006231633j:plain

めずらし煎餅(1袋560円)

我が家でも立ち寄るとよく購入する「めずらし煎餅」です。

 

f:id:odekakeiku:20171006231701j:plain

そう、見た目は、あのハッピーターンそっくりです。

味はハッピーターンよりも少し甘く、食感はソフト。

 

f:id:odekakeiku:20171006231706j:plain

手焼きの不均一な形が、またいい味を出しています。

素朴な懐かしい味で、一度食べ出すとなかなか止まりません。

 

f:id:odekakeiku:20171006231711j:plain

少し粉を落として食べても、口周りには粉がつきます。4歳娘もこのお煎餅が大好物。

この「めずらしせんべい」いつからか、ハッピーターンの元祖?とも言われるようになりました(真相は不明)。

 

フィンガー

お店の方に「めずらしせんべいを、食べるといつも止まらないんですよ〜」と話すと

「こちらも止まらなくなりますよ!」と言われて、おすすめされたのがフィンガー

f:id:odekakeiku:20171006231643j:plain

フィンガー(1袋240円)

何度もこちらのお店に立ち寄ってはいますが、まだ購入したことがなかったので、フィンガーもこの機会に購入してみました。

 

f:id:odekakeiku:20171006231715j:plain

「やわらかいクッキー」と書かれていましたが、想像していたよりもさらに軽いクッキーでした。牛乳やミルクコーヒーがあいそうです。

 

菊見せんべいと団子坂

菊見せんべい総本店のある団子坂は、森鴎外や江戸川乱歩も住んでいたり、漱石をはじめ多くの小説家の作中にも度々「団子坂」の名前が出てきます(江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」のD坂も団子坂)。

 

f:id:odekakeiku:20171008060414j:plain

谷中菊まつり 大圓寺

そんな文学と深い関わり合いのある団子坂ですが、江戸時代から明治にかけては、職人が腕を競って作り上げた、菊人形の展示も盛んでした。

菊人形の発祥の地が、団子坂とも言われています。

お店の名前の「菊見せんべい」とは、そこからつけられたようです。

f:id:odekakeiku:20171007000035j:plain

ごちそうさまでした。

 

おやつ カテゴリーの記事一覧 - お出かけいく

 

www.odekakeiku.com

谷中・根津・千駄木・上野 (散歩の達人handy)

谷中・根津・千駄木・上野 (散歩の達人handy)